「死にたくなかったら謝れ」暴行動画が流出。韓国のロボット開発企業の会長を捜査開始

ヤン・ジンホ会長が元社員を事務所に呼び出して平手打ち、土下座を強要
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YouTube/newstapa
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巨大ロボットの開発で知られる「韓国未来技術」の会長が元社員に暴行を加える映像を10月30日、韓国のネットメディア「ニュース打破(タパ)」が報じた。これを受けて、警察が捜査に乗り出したと朝鮮日報などが報じている。

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■平手打ち3回、土下座を強要

中央日報によると、「韓国未来技術」のヤン・ジンホ会長は韓国のオンライン・ストレージサービス業界1・2位の「WeDISK」と「Filenori」の実質的オーナーとされている。ニュース打破が報じた映像は、2015年4月、城南市にあるWeDISKの事務所で撮影されたものだった。

被害者のAさんはWeDISKを退職後、2015年4月に「ヤン・ジンホ1」という会長の名前に似せたIDで、同社の顧客向け掲示板に「自分がいなくても脇目を振らず、全てのことに誠実に臨めば、年俸を上げてやる」などと書き込んだ。ヤン会長は追跡の結果、Aさんが書き込んだと特定。Aさんを事務所で呼び出して暴行に及んだと朝鮮日報は報じている。

映像では、ヤン会長が従業員の前でAさんのほおを3回にわたり平手打ちにした上で、「お前、死にたくなかったらちゃんと謝れ。自分がやったことに責任を負えよ。俺が謝る機会を与えてやったのにお前が拒否したんだ。じゃあ死ね」などと暴言を浴びせた。映像は、会長が自ら撮影を指示したという。

■巨大二足歩行ロボットを開発?

ヤン・ジンホ氏が会長を務める韓国未来技術は、高さ4メートル、重さ1.6トンの有人二足歩行ロボット『メソッド-1』を開発している」と2017年1月までに発表。映像を公開して、注目を集めていた。