韓国のアルバイト労組(バイト労組)が2月7日、ソウル市麻浦区でマクドナルド2店舗を占拠するデモを行った。マクドナルドがバイトに対して「労働搾取を日常的に行ってきた」ことへの抗議だという。
ハフィントンポスト韓国版に掲載された聯合ニュースによると、デモ参加者はこの日、「バイトの時給を引き上げろ」などのスローガンを叫びながら街をパレード。マクドナルドの地下鉄新村駅店や延世大店に乗り込み、店頭の窓に「バイトから搾取するマクドナルド」、「バイトも人間だ」などのステッカーを貼るなどした。
バイト労組の声明によると、韓国のマクドナルドでは、管理職を除くすべての従業員がアルバイトで採用され、また、本人の希望にかかわらず、バイトの契約期間は1年までと定められているという。また、声明はマクドナルドの時給が最低賃金(5580ウォン=約605円)であることも指摘しており、「マクドナルドは従業員を最大の資産とうたっている。本社CEOの時給はなんと1000万ウォン(約108万円)に迫るというグローバル企業だが、肝心の従業員がどのように食べて住んでいるかには、目もくれない」と避難した。
マクドナルドで働くデモ参加者の一人は、「バイトの仕事は、時給1万ウォン(約1080円)以上の価値」とし、「機械のような業務のやり方や、最低賃金しか受けられない現実を変えなければならない」と述べた。
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