#今度は福島がTOKIOを応援 最初にツイートした男性の思い「山口達也さんの罪は許されない」

「4人のTOKIOを応援したい」
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「今度は福島がTOKIOを応援する番だ」。福島県いわき市の男性がツイートした一言がハッシュタグになり、5月2日にトレンド上位になった。どんな思いでツイートしたのか。男性がハフポストの取材に応じた。

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いわき市在住の@fishing_pippoさんはツイートに込めた思いをこう話す。

「まず、大前提として(強制わいせつ容疑で書類送検された)山口達也さんの罪は大きく、社会的に許していいことではありませんし、私も擁護する気は一切ありません。被害者のことを第一に考えるべきであり、被害を訴えた女性へのバッシングもやってはいけない。女性に害が及ぶことがあってはならないことです」

「しかし、山口さん以外のTOKIOの4人は悪いことはしていません。活動は4人で続けると言っています。福島県は原発事故後に散々、TOKIOの世話になっていたのにメッセージを発していない。逆にTOKIOが福島県に謝罪する事態になっている。それは違うだろうと。ここでTOKIOの4人を応援しないでどうするんだと思いました」

5月2日、山口さん以外のTOKIO4人のメンバーが記者会見した。

このなかで彼が「涙が出そうになった」という場面があった。

福島県の地元紙「福島民友」の記者から「(TOKIOは)原発事故後、福島の農産物のPRにも大変尽力してくれた。悲しい事件があったが、福島の復興のためどのように尽力するか」という質問が飛んだときだ

TOKIOは日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』の企画「DASH村」で福島県とつながりがある。東日本大震災、福島第一原発事故後も継続して福島に関わり、復興支援に取り組んだ。

メンバーは神妙な面持ちで答えた。

「なんとお詫びしていいのか。自分たちが実際に福島で色々な作業をさせていただいて、色々なことを大自然の中から教わって、色々なことを生産者の方から教わって、裏切る結果になってしまったのが本当に申し訳ないです。」(城島茂さん)

「公式で自分たちが福島を応援できなくなっても、個人個人が応援するということは忘れずに、これからも福島を応援し続けたいと思います」(国分太一さん)

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fishing_pippoさんは語る。

「繰り返しますが山口さんの罪は消えませんし、許されません。ただTOKIOの4人がピンチのときに福島県がTOKIOを切ったらどうするんだって思いました。今こそ、県が今後どうしていきたいのか公式にメッセージを発信してほしいと思ったのです」

その思いがツイートになった。

「なんでここで、『今度は福島がTOKIOを応援する番だ。今度は福島が信頼を取り戻す手伝いをしたい』って言えないんだよおおおお!!」

このツイートに共感した、同じいわき市在住のツイッターユーザー「@PandaAco」さんがハッシュタグを作ったところ、瞬く間に広がりツイッタートレンド上位になった。

「こんなに広がって驚きました。やっぱり、皆んなもやもやしていることがあったと思うんです」

「原発事故後、福島の農産物や現場を知ってもらう役割を果たしのてくれたのは間違いなくTOKIOです。普段は福島に関心がないという人たちも『ザ!鉄腕!DASH!!』も見ているんですよ。県が発しないなら、個人が一人一人声をあげて、TOKIOに届けたい。SNSならできるんだと思いました」

fishing_pippoさんは取材の最後にこう話した。

「主語を大きくする話は嫌いなんです。福島県民として〜という話ではなく、個人として私は今後も4人のTOKIOを応援します」