民進党に「希望の党」のメンバーが加わってできる「国民民主党」の設立大会が、5月7日午後、東京都内のホテルで開かれた。
民進党の大塚耕平代表と希望の党の玉木雄一郎代表が共同代表に選出された。
大塚氏は「ゼロからの出発です。国民の皆さんに、国民と聞いて国民民主党という言葉を思い出してもらえるように、国民全体への奉仕者として頑張りたい」と訴えた。
玉木氏は「国民のための国民を第一に考える国政政党ができたことは意義があること。対決するだけではなく解決をする政党にしたい。近いうちに政権の中核を担えるのは私たちしかいないという矜持を思い出しましょう」と訴えた。
■波乱の船出に...
民進と希望の合流をめぐっては、立憲民主党との連携を望む国会議員らが反対し、離脱者が続出した。
朝日新聞デジタルによると、7日午前までに、民進では岡田克也元代表や野田佳彦前首相ら衆院議員9人、参院議員18人の計27人が離党届を提出済みだ。
希望では、樽床伸二元総務相や大串博志衆院議員らが無所属になると表明しており、両党からの参加者は、両党の合計人数の計107人の6割程度。60人強となる見込みだ。
共同通信によると、離党した民進党議員のうち10人が立憲民主党に入党を申請したという。
【UPDATE】共同通信によると、「国民民主党」に参加した国会議員は計62人となった。衆院議員が39人、参院議員が23人だという。(2018/05/07 15:08)