自民党の小池百合子元防衛相が7月6日、国会で記者会見し、14日に告示される東京都知事に出馬する意向を正式表明した。公約として「都議会を冒頭で解散する」と宣言した。産経ニュースなどが報じた。
自民党の東京都連では、増田寛也・元総務相の擁立を目指す動きがあり、小池氏との間で調整がつかなかった。しかし、小池氏は自民党の推薦なしでも出馬すると表明。「むしろしがらみのない都民の目線で戦えると、ふっきれた」と話した。その一方で「自民党は素晴らしいが、都連は改革が必要」として、都連の対応を強く批判した。
都議会を冒頭解散する理由については「民心が離れては、温かい政策ができない。都民の声を聞いてみたい」と説明した。
ただし、都知事が解散権を行使するためには、都議会による不信任決議が必要になる。
小池氏は、このほか「利権追及チーム」を新設し、都民からの意見を募ることや、舛添要一前都知事の政治資金問題に関する第三者委員会を新設することを公約に掲げた。
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