追求された美学がここにあり!プロのシェフ、グスさんの繊細なるイタリア料理

イタリアン料理の美学として、お皿に盛りつけてあるものは、飾りも含めてすべて食べられるものであるそうで...
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こんにちは!HIKERのSaoriです。今までに様々なCOOKの方にお会いしてきましたが、今回はKitchHikeのサイトに載っている美味しそうなイタリアン料理の写真に惹かれて、グスさんのお宅へ訪れることに。

今回は、私と友人の二人で伺いました。

最寄りの日吉駅で待ち合わせ。ガールフレンドのせつこさんがお家まで案内してくださいました。

グスさんのお家は、ヴェネツィアの仮面が置いてあったり、仏像の置物があったり、なんだかボーダレスな雰囲気。

棚には素敵なお花が飾ってありました。聞くところによると、せつこさんが活けたお花なんだとか。

また、お花の近くにバジルがあり、「バジルはフレッシュなものを使いたいけど、スーパーで売ってるものを買うとすぐダメになっちゃって、そのたびに買うとエコじゃない」ため、自分で育てているとのこと。見ると、お庭にもたくさんバジルが植えてありました。

ソファに座ると、冷たい麦茶を出してくださいました。

細やかな心づかい。雨上がりの湿度が高いジメッとした7月の夕方に冷たい麦茶が染み渡りました。

■美味しさをとことん追求!野菜の刻み方から料理の奥深さを実感しました。

一息ついたところで料理開始。

今回事前に、「料理も興味があるのでちょっとお手伝いできると嬉しい」とお願いしていたため、ダイニングテーブルには既にまな板と包丁をセットしてくださっていました。

まずは、切り方を教えてもらいながら、本日の料理に使うケイパー、黒オリーブ、ミニトマト、エシャロットそれぞれ刻みます。

■最初のお料理は「マグロのタルタルカラブリアスタイル」

つぶれないように優しく8等分に切ったミニトマトに塩を振ります。

ミニトマトが一番塩気を必要としているから、マグロやケッパーと混ぜる前に、先にトマトだけに塩を振りかけるとちょうどいい塩加減になるとのこと。逆に全部混ぜてから味付けすると、マグロに塩味がいってしまい、トマトがぼんやりしてしまうのだとか。

塩を加えたトマトにマグロとケッパーを加え、塩コショウ、オリーブオイル、ディルをまぶして混ぜて、一品目の出来上がり。

■ポイントは黄金色のパン粉の絶品パスタ

お次はパスタの用意を。

この日のパスタには、ニンニクの代わりにエシャロットを使うとのこと。パスタにはニンニク、という固定概念を持っていたので、香りづけにエシャロットを使うのが新鮮でした。そもそもエシャロットを刻むのも初めてかもしれません。

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グスさんのご指導の下、真剣に食材と向き合うHIKER

「みじん切りした形が残っているようだとセクシーじゃない」とのことで、今までにしたことがない位、と~っても細かくみじん切りをしました。エシャロットの香りだけで存在感を出したいとのこと。う~ん、奥が深いです。

今回、パスタはファルファッレを使いました。リボンみたいな形で可愛く、目にも鮮やか。

「今日は、サーモンと黒オリーブで味がしっかりしているパスタだから、しっかり食べごたえのあるファルファッレを使ってる」とのことで、見た目だけでなくきちんとした理由があってパスタの種類を選ばれているようでした。さすがプロです。味に強さがあるソースには細いスパゲッティは相応しくないのだとか。

パスタを茹でている間に、ソースを作ります。

フライパンの上でサーモンをフォークで崩しながら、熱を加えます。こうすることで、ツナのような見た目になります。柵のサーモンをこんなに贅沢に使ったのは初めてでした。ちなみに、せつこさん曰く、自分で作る分には、もっとお手頃な切り落としの魚を使っても十分美味しいとのこと。

途中、パスタの茹で汁をソースに加えていました。こうすることで、とろみが出るのだとか。

パスタをあえた後に、タッパーに入ったパン粉が登場しました。事前に油で揚げて黄金色になったパン粉。色は、「茶色ではなく、ゴールドにする!」のがポイントとのこと。

何のために入れるのか質問したところ、「食べて感じてみて!食べたら理由が分かるはず」と自信たっぷりに答えてくれました。

パスタ完成!こちらのパスタにもディルをきれいに盛り付け。

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素敵に仕上がったお料理に思わず写真をパシャリ!

セクシーさを出すためにとっても細かく刻んだエシャロット。確かに見た目ではエシャロットの存在感がありません。香りだけ上品にまとっています。上品さ繊細さを引き出す切り方、という視点に脱帽です。

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しっかり味のついたソースがパスタとよく絡んでいます。素材1つ1つが生み出すハーモニーで思わず笑顔に!

先ほど質問したパン粉もいい味を加えていました!パン粉のサクサクがあることで、パスタだけじゃない食感が楽しめます。さらにパン粉がソースの味を吸収してパスタと絡み合っているのか、パスタにより味が絡みついているように感じました。そして、サーモンと黒オリーブの合うこと合うこと。幸せです。「黒オリーブは甘みがあるから、魚料理には合うけど、生ハムを使う場合は、生ハム自体にも甘みがあるから、酸味があるグリーンオリーブが合う」とのこと。グスさんからは本当にいろんな知識が飛び出してきます。

■食べる芸術、「メカジキのソテー」

塩コショウを振るときは高い位置から振った方が全体にまんべんなく広がるそう。

高い位置からコショウを振っているのはカッコつけてるだけじゃなかったんだ!と再認識しました(笑) 。

焼き方のコツはたった一つで「いじらないこと」。

「焼けてるかどうかすぐ確認したくなっちゃうところをグッと我慢して」とのことで、ここはグッと我慢です。

焼いている間に、盛り付けの準備です。

綺麗な色のパプリカソースとバジルソースで、可愛く彩を添えます。

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イタリア流、美学を追求中!

お皿の上にパプリカソースを丸く出してから、スプーンでスーッと伸ばします。「ナイキのマークみたいにね」とグスさん。

細かい作業に自信がなかった私ですが、グスさんがバジルソースで可愛く雫のように丸を追加で添えてくれて、可愛く仕上がりました。

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仕上げはプロのグスさんにお願いします!

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真剣なグスさん。

お皿に盛りつけてあるものは、飾りも含めてすべて食べられるものであることがイタリアン料理の美学としてあるそうで、「彩に使っているソースも食べられるものなので、残さないで味付けとして食べて欲しい」とお話されていました。

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メカジキだけでなく、ソースを含めた全てが美味しさを提言しています

柔和そうな雰囲気をお持ちのGusさんですが、料理に対する熱意やこだわりは並大抵のものではありませんでした。綺麗に盛り付けられたソテーを口へ運ぶと、絶妙な焼き加減。

と~っても美味しいメカジキのソテーでした。

シンプルなことしかしてないのに、こんなに美味しくなるんだ!と感動しました。

■食事の後は、グスさんの人柄が伝わる楽しいおしゃべり

最後にはグスさんとせつこさん、アメリカンショートヘアーの猫ちゃんも交えて、楽しく談笑。

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上品な顔つきのアメリカンショートヘアー猫ちゃん

イタリアン料理の話から、ケバブの話にまで及び、最後には英語の勉強方法や人生哲学にまで......。

楽しくてついつい長居してしまいました。

KitchHike初体験の友人も大満足だったようで、とても楽しいひとときでした♪

他のメニューも出しているようなので、また伺いたいと思っています。

今回のHIKERさん♪

Saoriさん(20代/女性)

・職業 会社員

・HIKER回数 8回

・どんなシーンで?

平日の会社帰りに友人と行きました!

・なんで使ったの?

グスさんのおいしそうなイタリアン料理の写真に魅かれて行くことに決めました!

・コメント

楽しくてついつい長居してしまいました♪ KitchHike初体験の友人も大満足だったようで、とても楽しいひとときでした♪

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