元横綱で日本相撲協会の北の湖理事長(本名:小畑敏満)が11月20日、直腸がんと多臓器不全のため福岡市の病院で死去した。62歳だった。朝日新聞デジタルなどが報じた。
北の湖理事長は1953年、北海道有珠郡壮瞥町で生まれた。相撲を志して13歳で上京し、三保ヶ関部屋に入門。1967年に初場所で初土俵を踏んだ。左四つを得意とし、1974年7月には第55代横綱に、21歳2カ月という史上最年少で昇進。この最年少記録は、いまだに破られていない。
1985年の引退までの間で、歴代5位となる24回の優勝、951勝の最多勝星など、数々の記録を残した。引退後は、一代年寄を襲名して北の湖部屋を創設。2002年に日本相撲協会理事長に就任した。2008年に力士の大麻問題の責任を取り、理事長を辞任。その後、2012年に、復帰した。
2015年7月には腎臓に尿がたまる病気で名古屋場所途中で帰京するなど、体調が安定しなかった。九州場所は初日から毎日会場に来ていたが、11月20日は朝から貧血の症状を訴え、病院に運ばれて入院。点滴治療など受けていた。
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