往年の名作漫画「寄生獣」がついに映画に――岩明均によるSF作品が二部作で映画化される。第一部は2014年12月、第二部は2015年に全国の東宝系劇場で公開となる。
主役の泉新一役には染谷将太さん、深津絵里さんが女パラサイト役、ヒロインの女子高生を橋本愛さんが演じる。監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」を手がけた山崎貴さんが務める。
寄生獣の「パラサイト」に寄生された主人公の高校生役に、若手人気俳優の染谷将太(21)が抜てきされ、深津が女パラサイト役、ヒロインの女子高生を橋本愛(17)が演じる。山崎貴監督がメガホンを取り、来年1月にクランクインする。
(日刊スポーツ「深津絵里が「寄生獣」で女パラサイト役」より 2013/11/20)
「寄生獣」は1990年から「アフタヌーン」で連載されていた。累計発行部数は1100万部を超える人気作。完結後20年以上たっての映画化には、ハリウッドのスタジオが映画化権を持ち続けていたことが原因だという。
「寄生獣」は、米ハリウッドが映画化を諦めた経緯がある。91年のジェームズ・キャメロン監督「ターミネーター2」などに多大な影響を与えた漫画として、連載終了後もハリウッドのプロダクションが原作権を獲得した。しかし、パラサイト=「地球が環境破壊を続ける人間を淘汰(とうた)するために生みだされたもの」というテーマ性を描くことに苦心。ついに今年、所有17年にして原作権を手放したところ、数十社による争奪戦が始まり、東宝が原作権を獲得するに至った。
(日刊スポーツ「「寄生獣」映画化 深津絵里パラサイト役」より 2013/11/20)
山崎貴監督、原作者の岩明均さんほか、主要キャストが公式ホームページにコメントを寄せている。
・山崎貴監督
『寄生獣』は連載当初から、いつか実写で見てみたいと思っていた漫画でした。それを自分たちのチームが手がけることが出来ることになって、興奮と恐れと喜びで大変な状態になっています。
原作は発表時から何年も経った今も全くその輝きを失っていません。
それどころか東日本大震災を経た今だからこそ、さらに深みを増しているとさえ言えると思います。この作品を通して、自然は、時代は、僕らにどう生きろと語りかけてきているのかをもう一度見つめ直してみたいと思っています。
そして、この物語をしっかりと地に足をついた作品にするために、キャストは役に憑依できる人達に集まってもらいました。かなり実力主義というか本物感のあるキャスティングだとおもいます。このメンバーが物語を紡ぎ出すとき、どんな化学変化が起こるか……今から楽しみでなりません
(映画『寄生獣』公式サイト「コメント」)
・原作者の岩明均さん
漫画原稿「寄生獣」は、ほとんどを1人で手がけた創作物ですが、対し映画は多くの人の知恵と技の結集。
「まったく別の生命」として、その誕生を楽しみにしています。
(映画『寄生獣』公式サイト「コメント」)
・主演の染谷将太さん
フィクションというものが自分は好きです。虚構をあたかも現実に変換するというのは映画ならではです。しかし、これが本当の現実にあったら恐ろしすぎる。しかもいずれそんな日がやってくるのではなかろうか?そんな気がした『寄生獣』。ある種、これから自分は、寄生獣の世界を体感して来ます。そしてその世界を、皆様にもスクリーンを通して体感してほしいです。
漫画の実写化というものはとても難しいものです。だけど、しっかりした骨組みが構築された漫画を描かせてもらえるとなると世界が広がります。なにが言いたいかと申しますと『寄生獣』をおかりして映画表現をするということにとても安心感があります。はなから素晴らしい題材は、誠実に向き合えば向き合うほど、素晴らしくなると思うのです。
ミギー、これから約4ヶ月間よろしくお願いしますね。
(映画『寄生獣』公式サイト「コメント」)
・深津絵里さん
この作品に関わることができて、とても興奮しています。
と、同時に不安もいっぱいです。
原作があまりにもすばらしいので・・・
ですが、覚悟を決めて、監督・スタッフを信頼し、共演者のみなさんとともに、
この先待ち受けているであろう過酷な試練とその先に待っていて欲しい喜びに向かい、
原作に敬意を込めて、ひたすらがんばりたいと思います。
(映画『寄生獣』公式サイト「コメント」)
・橋本愛さん
作品の中で目に見えるものを信じて生きれるように
心構えて取り組みたいです。
信頼している大好きなスタッフさんや共演者がいる
現場なので楽しんでいいものを作りたいです。
(映画『寄生獣』公式サイト「コメント」)
※初出時、山崎監督のコメントの欄に岩明均さんのコメントを誤って引用しておりました。お詫びして訂正いたします。(11/20 17:27)
【映画関連の記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
関連記事