プロサッカー選手の三浦知良氏が、「上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人」の第1位に選ばれた。
野球評論家の張本勲氏が4月、テレビ番組で当時48歳の三浦氏に対して「若い選手に席を譲ってやらないと」と引退を促す発言をした際に、「もっと活躍しろって言われているんだなと思う」と冷静な対応をしたことが評価された。
今回のランキングを選出したのは、怒りの感情と上手に付き合う心理トレーニング「アンガーマネジメント」の普及を目的とする日本アンガーマネジメント協会(東京都港区)。代表理事の安藤俊介氏は、以下のように三浦知良氏を論評した。
三浦知良氏は目上の方の意見を尊重しながらもポジティブに切り返した点が多くの人の共感を集めたと考えられます。張本氏は歯に衣着せぬ物言いが人気を集める一方で、同氏の言動を上から目線と捉える人もいるでしょう。そうした張本氏の発言に対しての三浦氏の反応は、気難しい上司に対する軽やかな返し技として見習いたい人が多いのではと思います。
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日本アンガーマネジメント協会では、20歳~59歳までの全国の一般人男女約400人と、同協会の公認講師200人へのアンケートを実施。「上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人」「怒りの感情をコントロールできずに失敗してしまったと思う有名人」を回答。上位になった人物の中から、年次総会で公認講師たちが投票し、それぞれ第1位を選出した。
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