アメリカのセレブリティー、キム・カーダシアンさんが7月1日、物議をかもしていた矯正下着ブランド『KIMONO(キモノ)』について、ブランド名を変更することを表明した。TwitterとInstagramで発表した。
カーダシアンさんのツイートは以下の通り。
「私はいつも耳を傾け、学び、成長していますーーですので、みなさんが私に与えてくれる情熱と、多様な視点に感謝しています。私は誠心誠意の思いを込めて矯正下着ブランドの名前を発表しました」
「私のブランドと製品は、その中核に包摂性と多様性をもって構築されており、慎重に考え、検討した結果、新しい名前で私のソリューションウェアブランドを立ち上げることにしました。詳細はすぐにお伝えします。いつもご理解とご支援をいただき、ありがとうございます」
京都市もブランド名再考を求めた
問題をめぐっては、ブランド名が日本の民族衣装の「着物」を意味することから、「日本文化の盗用ではないか」との批判がネット上に続出。ブランド名に異を唱える声が多数寄せられており、「Change.org」では反対署名のプロジェクトも立ち上がっていた。
事態を受け、日本の「きもの文化」の中心地でもある京都市も門川大作市長名義の文書を公開し、カーダシアンさんに対してブランド名を再考するよう求めていた。
カーダシアンさんは6月27日時点でブランド名を変更する意向がないことを米メディアに明らかにしていたが、7月1日、「慎重に考え、検討した結果、新しい名前で私のソリューションウェアブランドを立ち上げることにしました」と発表。発言を撤回し、ブランド名を変更する意向であることを明かした。