欅坂46の"統一美"、再び現る「月曜日の朝、スカートを切られた」MV公開

"坂道シリーズ"として知られるアイドルグループ・欅坂46が7月19日、「月曜日の朝、スカートを切られた」のミュージックビデオ(MV)を公開した。

"坂道シリーズ"として知られるアイドルグループ・欅坂46が7月19日、「月曜日の朝、スカートを切られた」のミュージックビデオ(MV)を公開した。Twitterでは早速「かっこよすぎる」「印象的」といった声が相次いだ。

この曲は、同日発売した欅坂46のファーストアルバム『真っ白なものは汚したくなる』に収録されたリード曲だ。MVを手がけたのは、映像ディレクターの池田一真氏。これまでも欅坂46の楽曲でMVを担当してきた。

今作のMVは、女性アーティストのデビューシングル歴代1位の初週売上を記録し、26万枚以上を売り上げた欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」のMVの"前夜"的な描かれ方になった。

撮影場所はいずれも、渋谷駅周辺。グループのキャプテンを務める菅井友香は自身のブログで「この曲は『サイレントマジョリティー』で皆が集結する前のストーリーなんです」と綴った。

MVでは渋谷駅のコンコースで、それぞれ別の学校制服に身をつつんだメンバーたちが、コンテンポラリーダンスを彷彿とさせるような激しい動きで曲の世界観を表現する。欅坂46独特の、憂いを帯びた表情が印象的だ。

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「私は悲鳴なんかあげない」という言葉で歌が締めくくられると、「サイレントマジョリティー」の衣装に着替えたメンバーが再登場する。"夜明け"を感じさせる演出だ。

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Twitterでは、MV公開直後から「欅(坂46)らしい素晴らしい曲です」などいったファンからの称賛が相次いだ。

■「欅坂46らしさ」とは?

アイドル事情に詳しい音楽評論家の宗像明将さんは、週刊朝日への取材に対して「これまでのアイドルが歌って踊る、いわゆる“振り付け”とは全く違う」と欅坂46の独自性を話している。

欅坂46は、乃木坂46に続く“坂道シリーズ”第2弾という位置づけの21人グループだが、フランスの清楚なリセエンヌというイメージの乃木坂に対して、欅坂のコンセプトには、イギリスのロックカルチャー的な、スタイリッシュなイメージが投影されている。

曲、ダンス、衣装、CDジャケットなど、統一美を徹底的に追求した視覚的な快楽がとても強く、見るだけでカタルシスを感じる。これまでのアイドルが歌って踊る、いわゆる“振り付け”とは全く違うものだという感覚です。もはや歌うことを想定していないとすら思うような振り切れ方をしている。ある種の美意識の最終形ではないでしょうか。

Twitter上にも「可愛い」といった声に加え、数多くの「かっこいい」という感想が次々とあがった。