田児賢一、桃田賢斗らによる違法賭博問題で、日本バドミントン協会は4月19日、新たに違法カジノ店に2度出入りしたと申告した日本代表Aの西本拳太(21=中央大)を、厳重注意処分にし、日本代表の指定を解除すると発表した。朝日新聞デジタルなどが報じた。
同協会は2014年度以降の日本代表選手とスタッフ計106人を対象に、書面調査を実施。西本選手だけが出入りを申告した。
同選手は賭博行為については否定したが、常習的な賭博行為を認めたロンドンオリンピック代表の田児賢一選手に連れられ、2015年2月と3月に計2回、東京・錦糸町の違法カジノ店に行ったいう。違法な店だという認識はなく、賭博はしていないと説明している。
銭谷欽治・専務理事は「日本A代表の責任を重く受け止め、今回の処分にした」と語った。
■日本代表、西本拳太選手
西本選手は21歳。田児選手と同じ高校から中央大に進んだ4年生で、大学選手権の男子シングルスを3連覇。2013年から全日本学生選手権で2連覇し、A代表として海外遠征を行っている。世界ランキングも日本勢で3番目に高い43位。