みんなの党の江田憲司前幹事長ら14人が12月9日午後3時半すぎ、離党届を提出した。NHKニュースなどが報じた。野党勢力の結集に向けて年内の新党結党を目指す。
朝日新聞デジタルによると、江田氏に同調して離党届を提出した議員は次の通り。
江田氏とともに離党届を出したのは、青柳陽一郎、井坂信彦、井出庸生、小池政就、椎名毅、畠中光成、林宙紀の7衆院議員と、小野次郎、川田龍平、柴田巧、寺田典城、藤巻幸夫、真山勇一の6参院議員。
江田氏が目指す新党には、すでに離党している柿沢未途衆院議員も加わる見通し。
(朝日新聞デジタル「江田氏ら14人、離党届を提出 年内の新党結成目指す」2013/12/9 15:57)
みんなの党は所属議員35人の4割にあたる衆参議員が離党届を提出。結党から4年半あまりで分裂することになった。
党所属議員35人の4割に当たる14人が離党届を提出したことで、みんなの党は結党から4年余りで分裂することになりました。
(NHKニュース「14人が離党届 みんな分裂へ」2013/12/9 15:37)
江田氏の離党は、渡辺喜美代表と野党再編をめぐって亀裂が深まったことに加え、特定秘密保護法案の採決を巡って安倍政権に接近したことへの反発が原因となった。
渡辺代表は12月8日、江田氏らの動きについて「新党準備行為は反党行為」などと批判。比例区選出議員の離党については議員辞職を求める意向を示していた。
一方、渡辺代表は8日、江田氏の動きについて「新党準備行為は反党行為だ。出ていっていただく」と批判。比例区選出で離党に同調する議員については「比例の議席は、みんなの党の議席。議席を返していただく」と述べ、離党する場合には議員辞職を求める意向を示した。
(朝日新聞デジタル「「江田新党」衆参10人以上同調へ 江田氏は午後離党届」2013/12/9 11:39)
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