脳科学者の茂木健一郎さん(52)が9月4日、安全保障法案に反対する学生グループ・SEALDsの国会前デモに参加し、故・忌野清志郎さんの替え歌を絶叫した。
茂木さんは安保法案を「違憲」と指摘している憲法学者の長谷部恭男氏をスピーチで紹介。「国会というのは、法律を作る専門家がやっているはずのに、(長谷部氏を)無視して法律を通すというのは、僕はちょっと、法的安定性という意味で信じられないですね」と批判した。
さらに、「清志郎さん、みてますかー?」と掛け声をかけて、忌野さんがリーダーだったパンクバンド「ザ・タイマーズ」がフジテレビの生放送番組で歌って物議をかもした「FM東京の歌」の替え歌を、次のように歌った。
「安保法案、腐った法律
安保法案、ダメな法案
何でもかんでも強行採決さー
安保法案、腐った法律
安保法案、アメリカの言いなり
絶対廃案、安保法案
安保法案、こそこそすんじゃねえ
安保法案、いい加減に諦めろ
くだらねえ法律、安保法案
ええい、ざまあみろ
何が、『憲法違反かどうかわからない』って?
『学者が憲法違反だと決められない』って?
じゃあ誰が決めるんだ?
最高裁の元長官も『憲法違反だ』って言ってるぞ?
君たちよりも、よっぽど、そっちのほうが信用できるんじゃねえのかよ?
くだらねえ法律、安保法案
ざまあみやがれー
安保・反対、人間・賛成!
安保・反対、自由・賛成!
安保・反対、SEALDs・賛成!
安保・反対、平和・賛成!
安保・反対、民主主義・賛成!」
歌い終えると茂木さんは、周囲の人々に声をかけ、全員で国会に向かって叫んだ。
「安保法案、バルス!」
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