浅利慶太さんが死去 劇団四季の創設者

85歳でした。
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浅利慶太さん(2003年撮影)
時事通信社

劇団四季の創設者で、演出家の浅利慶太さんが、悪性リンパ腫で死去した。85歳だった。劇団四季が公式サイトで発表した。

浅利さんは7月13日夕方、東京都内の病院で死去。葬儀は親族のみで執り行い、後日、お別れの会を開く予定だという。

事務所の公式プロフィールによると、浅利さんは1933年3月16日生まれで、劇作家の小山内薫と一緒に築地小劇場の設立に携わった浅利鶴雄氏を父に、二代目市川左團次氏を大叔父に持つ。

学生時代に劇作家の加藤道夫氏との出会いことがきっかけで、演劇の道に進んだ。

慶應大学在学中の1953年7月14日、故・日下武史氏、故・藤野節子氏ら10人で劇団四季を創立。劇団代表・演出家として、ストレートプレイからミュージカルまで、ほぼ全作品のプロデュースや演出を手掛けた。ミュージカル『キャッツ』では初のコンピューターによるチケット販売システムを導入。1年間のロングラン公演を成功させ、日本演劇界の興行形態を変革させた。