川崎フロンターレがJリーグ初、日本のスタジアムIT化と先行する海外事情

Jリーグ初の「ITスタジアム」が誕生した。海外の事例と比較してみると?
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6月7日、Jリーグ初の「ITスタジアム」が誕生しました。川崎フロンターレとNTTブロードバンドプラットフォームが、等々力陸上競技場で来場者向けに無料Wi-Fiサービス「FRONTALE FREE Wi-Fi」の提供を開始しました。

スタジアムでキャリアのWi-Fiが利用できることはこれまでもありましたが、今回は試合を主催するクラブがサービスを提供し、観客が自由に無料Wi-Fi利用できるものです。これはJリーグでは初めてのことです(プロ野球では数球団で行われています)。

しかし、海外ではさらに進んだケースが見られます。レピュコムが調査したところ、スタジアムのネーミングライツを使って、通信会社が自社のモバイル接続を確保しようとしているようです。

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2012/13シーズンからアメリカの主要なリーグでは、通信会社によるネーミングライツの投資額は68%(27.6億円)以上増加しています。また、欧州サッカーではその成長率がさらに大きく、同じ期間で266%(20億円)の増加が見られます。

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合計するとスタジアムのネーミングライツで103%(47.6億円)の収益増加を、通信会社からの投資で生み出しています。

そして、海外ではWi-Fi接続だけでなく、それを利用したアプリの提供も行われています。特別なサービスやスタジアム内での飲食や物販など、アプリを使ったサービスが行われています。

今後、日本でもスタジアムのIT化は急速に進むと考えられます。