片山祐輔被告、「真犯人」を名乗ってメール送信か PC遠隔操作事件

4人が誤認逮捕されたパソコン(PC)の遠隔操作事件で、5月16日に報道関係者らに届いた「真犯人」を名乗る人物からのメールについて、捜査当局が、威力業務妨害罪などで公判中の元IT関連会社員、片山祐輔被告(32)が送信した疑いがあるとみていることが分かった。
Open Image Modal
時事通信社

4人が誤認逮捕されたパソコン(PC)の遠隔操作事件で、5月16日に報道関係者らに届いた「真犯人」を名乗る人物からのメールについて、捜査当局が、威力業務妨害罪などで公判中の元IT関連会社員、片山祐輔被告(32)が送信した疑いがあるとみていることが分かった。

片山被告は保釈中で、東京地検は取り消しの申請を検討するとみられる。毎日新聞などは次のように報じた。

関係者によると、片山被告の行動や、メール送信状況などを調べた結果、関与した疑いが強まったという。

(中略)片山被告は16日の公判後の記者会見で、「私の知らない秘密の暴露があり、信ぴょう性が高い。保釈された後、私のPCは弁護人の管理下で使用しており、私はメールを送っていない。これで裁判を終わりにしてほしい」などと話した。

(毎日新聞『PC遠隔操作事件:「真犯人メール」は保釈中の被告自身か』より 2014/05/19 11:34)

16日に届いたメールは、自分が真犯人だと主張したうえで、「自分が、片山被告のパソコンをウイルスに感染させたうえで、他人のパソコンを遠隔操作したのが事件の真相だ」として、罪をかぶせたとする経緯や、犯人しか知り得ない「秘密の暴露」として脅迫文の内容なども書かれていたという。

関連記事