岐阜県の笠松競馬場の公式Twitterが、内定者のSNS投稿に対して公開で説教した。
「本採用になったらはっちゃけたい」という投稿に対して、笠松競馬場は「警戒しかない」と返信で一喝。笠松競馬場はその後にツイートを削除したといい、 ハフポスト日本版の取材に「公式アカウントからのツイートは適切ではなかった」と話している。
ことの発端は、内定者の3月22日のツイート。「半年は仮採用なので、下手なことできないですが、本採用になったら、はっちゃけたい」とコメントした。
これ対して、研修担当が笠松競馬場のアカウントから3月24日、「すでに『下手なこと』をしていることに気づいてください」「警戒しかない」と返信し、4月1日の入庁の際に『はっちゃけ』について説明するよう求めた。
内定者がTwitter上で意見を求めるような発言に対しても、「競馬場の業務上のことを、(予定)職員であるあなた個人アカウントで募るのは筋違いです」とけん制した。
笠松競馬場によると、匿名アカウントで当初は個人を特定できなかったため、ツイートへのコメントで指摘したという。
笠松競馬場は3月27日、ハフポスト日本版に「ツイートではなく、本人に個別に伝えるべきだった」と釈明。コメントした研修担当者の処分も検討しているという。
一方で、研修担当者の投稿内容は「常識的な範囲」として、内定者の言動について次のように指摘した。
「公務員としての自覚や職務に対する認識が足りていない。本来は、信用失墜行為のないように振る舞わないといけない」