ラッパーのカニエ・ウェストが11月17日、カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターでの「セイント・パブロ・ツアー」公演中に、ドナルド・トランプ次期大統領の支持を表明した。
カニエは8日の大統領選は投票しなかったが、「もし投票していたら、トランプに投票していただろう」と明かした。
カニエは、トランプが共和党候補として選挙活動していた期間中には、トランプについてのコメントは口にしなかった。ところが、カニエはライブ中、演奏を中断し、Billboard.comが「長々とした政治演説」と評したトークを行って人種差別や2020年に大統領選へ出馬する計画についても語った。
カニエ・ウェストが今夜、アメリカの人種差別について語っている。「黒人は特に、人種を語るのをやめてくれ」
「俺は、政治的に正しいようなことを言ったんだ。俺は投票してないって、言ったよな?」、カニエは繰り返し語った。「俺がみんなに言ってなかったのは...投票しなかったけど、もし行ってたらトランプに投票してただろうってことさ」
「トランプに投票してただろう」
ネット上に投稿されたライブの動画では、観客がカニエの発言に反応する様子が映っており、そのほとんどはブーイングで、歓声はまばらだ。
Twitterユーザーの@RaptorJesussは、延々と続いたカニエの発言を実況した。ツイートの一部と、ユーザーが公演に参加していたと証明するチケットの画像を以下紹介する。
「今じゃ、ラッパーは俺たちに哲学を教え、セレブは俺たちに影響を与えてくれるんだ。大統領を見てみろよ、政治家じゃないのに当選したんだぞ」
カニエが今、2020年に大統領選に出馬を考えていると言った。マジだ、カニエは2020年に向けて準備してるってさ。
カニエが今、「ここにいる何%がトランプに投票したんだ」って聞いた。観客はブーイングで、カニエが演奏しないからイラついている。
カニエはトランプサポーターを受け入れるし、誰もが投票したい人に投票する権利があると言っている。
カニエは今年投票しなかったと認めたけど、2020年にもし誰も立候補しなかったら、自分がどんな大統領になるべきか考えていると言った。
カニエ・ウェストがまた演奏を止めて、トランプの選挙キャンペーンが好きだったと語っている。誰かがカニエに向かって物を投げたけれど、カニエは怒っていない。
カニエは今、トランプのディベート・スタイルがどれだけ好きだったか口にしている。カニエは、トランプが人種差別主義者に本性を晒す気にさせたんだって喜んでいる。「これが始まり」だって。
誰かがカニエに向かって物を投げて、カニエが今、公演をキャンセルするぞと言っている。「俺は意見を言っちゃいけないのか?」ってさ。
カニエがまた演奏を止めて、「ヒラリーに投票した人にとっても、トランプに投票した人にとっても、ここは安全な場所なんだ」ってさ。
カニエは5曲続けて演奏し、今また止めた。「俺はトランプに投票したかったんだ、でもヒラリーのサポーターを尊重する」ってさ。
他の観客も、カニエの発言に対する意見をTwitter上で発信した。
カニエが今、公演でドナルド・トランプを褒めている。政治的に正しくない、トランプのコミュニケーション方法が好きなんだって。
カニエ・ウェストがドナルド・トランプを応援するって言った。
@kanyewestが、投票には行かなかったけど、もし行ってたらトランプに投票してただろうって言った...アリーナ全体が沈黙した。
カニエ・ウェストがドナルド・トランプを応援し、世界中が発狂するだろう。
@kanyewestがトランプ好きだって言った...でもなんで...テンション100%下がった😭
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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