宮藤官九郎「後から悔やんでも遅い」新型コロナ治療を経て感じたことをラジオ出演で告白

「言うべきことを誤解のないよう文章にまとめたので、読んでもいいですか」と切り出し、準備していた文章を読み上げた。
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宮藤官九郎さん
時事通信フォト

宮藤官九郎、新型コロナ治療を経て感じたこと「後から悔やんでも遅い」【文章全文掲載】

 先月末に新型コロナウイルスに感染し、今月7日に退院した脚本家・俳優の宮藤官九郎(49)が、27日放送のTBSラジオ『ACTION』(月~金 後3:30)のゲストコーナーに電話出演。現在の体調から、治療の様子を詳細に語った。

 宮藤は腎盂炎(じんうえん)のため、先月30日の『ACTION』を欠席し、翌31日に新型コロナウイルスに感染していることが判明。13日の放送でコメントを寄せ「おかげさまで先週火曜日(7日)に退院することになりました。現在は自宅療養中ですが、いたって元気です」と現状を伝えた。先週20日のオープニングには電話出演し「きょうで一応経過観察の2週間も終わりまして、普通に生活していいと言われていますが、いろいろ世の中がアレしてるものですから、出かける気にもならないし、家から一歩も出ていません。体調はバッチリというか普通に戻って。薬も飲んでいない」と現在の体調を報告していた。

 この日のゲストコーナー冒頭で、宮藤は「改めてみなさんに心配をおかけして申し訳ございませんでした。ここ数日深刻化しているじゃないですか。改めて過信してうかつな行動によって、多くの人を濃厚接触者にしてしまったことを深く反省しております」と改めて謝罪。「ちょっとここ最近、また違う段階に入ってきた。検査を受けたくても受けられないとかもあるので、もし自分がかかってなかったら、その分誰かが助かったんじゃないかなとか考えてしまう…」と語った。

 その後、入院中の生活などを詳細に語った宮藤だが、退院後については「家族とも顔を合わせないように、マスクしてひたすら部屋に入っていました。経過観察も終わったんですけど、やっぱり緊急事態宣言が解除されるまでは出かけるべきじゃないなと。無理しない範囲で仕事をしたりしながら」と報告。「笑うっていうことが大事じゃないかと思って、ラジオをずっと聞いていましたね。正確な情報と日常と変わらないっていうことを提供してくれる。伊集院光さんのラジオから聞いていると、きょうも面白いなとか。ユーモアもあり、今まで送ってきた日常があると感じさせてくれる。志村さんの『だいじょうぶだぁ』を見ていました。あとは『モヤモヤさまぁ~ず2』を見ていました」と明かしていた。

 最後は「ゴールデンウィーク、外出を控えましょうという風にテレビとかラジオで言っていて、さらなる自粛するムードになるじゃないですか。そんな中ですね、自分が今できることというか、言うべきことを誤解のないように文章にまとめたので、それを読んでもいいですか」と切り出し、準備していた文章を読み上げた。番組の様子は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。

■宮藤官九郎の文章全文
みなさんにお願いします、自分は大丈夫だろうと過信しないでください、今とにかく出かけないでください。コロナは非常に厄介な病気だし、軽症だったとしても急変する可能性があります。そして、何より自分が感染させてしまう側になってしまいます。あの時もっと気をつけておけば良かったと後から悔やんでも遅いです。感染しないように気をつけると同時に、うかつな行動により、感染させる側になってしまうことをどうか忘れないでください。そうしないと、今の自分のようにひたすら後悔することになってしまいます。なので、みなさん、僕もですけど、今は我慢しましょう。以上、宮藤からのお願いでした。

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