プロ野球・阪神タイガースは、OBで野球解説者の金本知憲(かねもと・ともあき)氏(47)に次期監督就任を要請することを決めた。
2012年から指揮を執った和田監督の成績は、5位→2位→2位。2014年はクライマックスシリーズで優勝チームの巨人に4連勝して日本シリーズに進んだが、2015年は球団創立80周年で、10年ぶりの優勝を期待されたものの、終盤に失速して優勝の可能性はすでに消えた。30日に球団に今シーズン限りでの辞任を申し入れ、了承された。
金本氏は広島から2002年オフにFAで阪神に入団。主砲として2003、2005年の優勝に貢献した。2012年オフに現役を引退したが、1999年から2010年まで1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持ち、「鉄人」「兄貴」の愛称でファンに絶大な人気を得た。スポニチは、現役選手からも人望が厚く、「改革を求められるチームを託すには最適の人物」と評している。
一方で金本氏本人は、9月29日に出演したラジオ番組で、監督就任について問われ「重大発表があります。来季、亀山努さんが阪神の新監督になります」と煙に巻くなど、公にはコメントしていない。スポーツ各紙は、OBでファンに絶大な人気のある掛布雅之・育成&打撃コーディネーター、OBで2004~2008年に監督を務めた岡田彰布氏も候補として挙げている。
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