カマラ・ハリス氏、コンバースで選挙活動→「めちゃくちゃカッコいい」と話題に

「女性はヒールの痛みに耐え抜くように言われた。今、副大統領候補がスニーカーで選挙を闘っている」
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ミルウォーキーの空港に到着したカマラ・ハリス氏(2020年9月7日撮影)
Alex Wroblewski / reuters

黒人女性として初めて主要政党の副大統領候補に選ばれた民主党カマラ・ハリス氏は、足元からも政治に新しい風を吹き入れている。  

9月7日、副大統領候補になってから初めてウィスコンシン州ミルウォーキーを訪問したハリス氏。

履いていたのが女性の政治家が一般的に着用するハイヒールではなく活動しやすいスニーカー、コンバース・チャックテイラーだったことにTwitterで注目が集まった。

「チャックテイラー」や「チャックス」「コンバース」がトレンド入りし、ハリス氏が飛行機を降りる動画はこれまでに、530万回以上再生されている。

「カマラ・ハリス氏が、民主党の副大統領候補も選ばれてから初めてミルウォーキーに到着。午後に、労働組合と実業界のリーダーと会う予定です」

ハリス氏は長年のコンバースファンとして知られ、過去の政治活動でもコンバースのスニーカーを履いてきた。

2019年に、民主党の大統領候補者を選ぶ選挙に出馬した際には、「私は、コンバースのスニーカーで空港を走っています。ブラックレザー、ホワイト、紐付き、紐なし、夏用、冬用、パンツスーツに合わせて履く厚底のものまで、チャックテイラーの全シリーズを持っています」とThe Cutのインタビューで明かしている。

今回のミルウォーキー訪問中、ハリス氏はずっとコンバースのスニーカーを履いていたようだ。

ハリス氏がスニーカーをで活動していることに、なぜ多くの人が賛同し話題になるのだろう。

「スニーカーXカルチャー:コラボ」著者のエリザベス・セメルハック氏は、「スニーカーは時代遅れの女性らしさに対する大きな挑戦の一つとして、多くの女性たちに愛されています」とガーディアンに語っている。

そして「行動派」のハリス氏にとって、スニーカーは「腕まくりをして気合いを入れ、仕事をするということを示す」と分析する。

ガーディアンのファッション副編集長のプリヤ・エラン氏は、靴は「衣服の中では小さなものだが、私たちが生きる時代の文化の大きな動きに結びついている」と説明している。

Twitterに投稿された、スニーカーで政治をするハリス氏を応援する声を、見てみよう。

「チャックテイラーにスキニージーンズ、ジャケット。初めての黒人女性、そして初めてのインド出身の親をもつ人として、主要政党に副大統領候補に選ばれた人です」

 「カマラ・ハリスが午後の会議のためにミルウォーキーに到着。黒のハイトップのコンバースチャックテイラー。堂々としていてカッコいい」

「チャックテイラーを履いている議員!」 

「全体から見たら小さなことなのかもしれないけど、カマラ・ハリスが選挙戦でコンバースを履いているのを見て、嬉しくなった。女性は1993年まで、上院でズボンを履けなかった。女性はヒールの痛みに耐え抜くように言われた。そして今、副大統領候補がスニーカーで選挙を闘っている」

「すごくいい!副大統領候補のカマラ・ハリスが堂々と飛行機から降りてきた――チャックテイラーを履いて」

「カマラがチャックテイラーを履いていることにみんな夢中になっているけれど、そうあるべき。彼女は最高にカッコいい」

「こちらがチャックテイラーを履きながら、マイノリティの人たちのコミュニティーの投票率を上げる副大統領候補です」

「ありがとう、カマラ・ハリス。私もチャックテイラーを購入してしまいました」

「彼女、めちゃくちゃカッコよくない?」

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。