PRESENTED BY カゴメ

カゴメの生鮮トマトはここがすごい!カゴメの技術が凝縮された「ハイテク農園」も紹介

カゴメのトマト栽培を支えるのは「自然・技術・人」のパワー。気候風土を利用した新しい農業モデルの確立を目指す「八ヶ岳みらい菜園」も要チェック。

野菜の飲料や調味料などを製造する「カゴメ」では、1998年から本格的に生鮮トマトの栽培をしてきました。現在では全国14箇所で1000人以上がカゴメのトマト栽培に携わっています。

気候変動や働き手不足などの問題も山積する農業ですが、そういった中で1年間を通して美味しいトマトを栽培するために徹底しているこだわりを紹介します。

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カゴメのトマトを作る「自然・技術・人」

カゴメでは、自然の力に技術をプラスし、さらに、人の力を加えることで「高リコピントマト」をはじめとした野菜の栽培をしています。

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天井までの高さが5~6メートルにもなるオランダ式のガラス温室は、採光性や換気にすぐれ、長期間の栽培が可能です。樹の長さはなんと1年間の栽培で15〜20メートルまで生長します。

トマトの花は、風が吹いて揺れるだけで受粉する風媒花(ふうばいか)ですが、大型の温室は受粉の助けとなる風が吹かないため、トマトの受粉には、生態系を脅かすリスクの少ない在来種である「クロマルハナバチ」というハチの力を借りています。

大型菜園の1つである、いわき小名浜菜園では、10ヘクタールあたり、最大で約3万匹のハチが活躍しています。また栽培に欠かせない水においても、大型菜園では肥料成分を含んだ水で育てる「養液栽培」を採用するなどの工夫がなされています。

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クロマルハナバチ

「技術の力」においては、トマトの状態に合わせて必要成分を調整し、年間を通して品質のバラつきを少なくするために、天候により給液量などをコンピューターで管理しています。温室内外の温湿度・日射量・風向・風速をモニタリングし、天窓換気、温湯暖房、遮光カーテン、細霧によってトマトに適した環境になるようにコントロールしています。また、栽培に適切な温度を保つための暖房に使う熱源には、環境にやさしいLPガスを使用したり、燃焼時に発生するCO2を回収して、トマトの生育に必要な光合成に有効利用したりするなど、循環型の栽培にも注力しています。

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また菜園における生態系も大切にしています。農薬は必要最低限に抑え、外部からの虫の侵入防止を徹底するほか、虫の発生状況をモニタリングして早期対応しています。さらに害虫の天敵を導入したり、微生物防除剤や電解水を利用したりすることで、生きものと共生しつつも高品質なトマトを安定して栽培できる農業をめざしています。

トマトの栽培における「人の力」も欠かせません。全国の大型菜園には、トマト栽培のプロであり責任者の「Grower(グロワー)」が在籍しており、コンピューターでの管理やリアルタイムで養液の成分調整のコントロールを担当しています。カゴメのトマト栽培は「自然・技術・人」の3つが揃うことで成立しているのです。

カゴメの技術を詰め込んだ「ハイテク農園」はどんな場所?

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数あるカゴメの大型菜園の中でも、特に注目すべき菜園の1つが、2015年10月に設立された「八ヶ岳みらい菜園」です。

長野県諏訪郡富士見町にある「カゴメ野菜生活ファーム富士見」内の農地にある菜園で、気候風土を利用した新しい農業モデルを確立するための取り組みを実装しています。

この菜園は日本で初めてプラスチックフィルムで覆われたセミクローズド式の周年型大型温室を採用した菜園でもあります。これにより、ハウス室内へ温度、湿度、CO2濃度など最適条件の空気を送風し、ハウス内部を外気圧より高くして外気の影響と害虫侵入を抑えることができます。

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また、八ヶ岳みらい菜園は隣接するカゴメ富士見工場の排温水や排ガスを有効活用する「資源・エネルギー循環型」の菜園でもあります。野菜生活ファーム富士見の農地では、トマトの他に、広大な畑でブロッコリーなどの高原野菜の栽培も行っています。

カゴメは引き続き、地域の発展のために、農業を通して「土づくり」「野菜づくり」「人づくり」を進めていくと共に、新しい農業のあり方を創造していきます。