角川書店やアスキー・メディアワークスなど角川グループ9社が合併し、新会社「KADOKAWA」が10月1日に誕生した。
角川グループ各社の連結売上高は1616億2百万円(平成25年3月期)。合併により日本における巨大なコンテンツ・パブリッシャーが誕生した。グループ会社だった9つの出版社は、今回の合併により解散し、新生KADOKAWA社内の「ブランドカンパニー(BC)」として再編されることになる。
2013年10月1日、「株式会社KADOKAWA」は、アスキー・メディアワークス、エンターブレイン、角川学芸出版、角川書店、角川プロダクション、角川マガジンズ、中経出版、富士見書房、メディアファクトリーの9社と合併いたしました。
「株式会社KADOKAWA「BRAND CAMPANY」より 2013/10/01)
今回の合併は、コンテンツを1社に集約し、出版・映像・デジタルコンテンツ事業などを水平展開させ、世界に通用するブランドを目指すのが狙いだという。
KADOKAWA誕生をうけて、作家の赤川次郎さんや綾辻行人さん、漫画家の水あさとさんとなどがお祝いのコメントを寄せた。
なお、新生KADOKAWAの発足をうけて、インターネット上ではこんな声が上がっている。
※伝統ある出版社が合併し、世界に通用するコンテンツ・パブリッシャーを目指す動きについて、どう思いますか? 出版不況といわれる出版業界において大きな風穴となるでしょうか。あなたの意見をお聞かせください。
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