講談社が予定していた単行本発売が取りやめになった幾夜大黒堂(いくや・だいこくどう)さんの漫画「境界のないセカイ」が、KADOKAWAから4月25日に発売されることが発表された。DeNAが配信するマンガボックスでの連載も第15話で中止されていたが、同日発売のKADOKAWAの漫画雑誌「少年エース」6月号から連載が再開するという。
作者の幾夜さんは「性的マイノリティ(LGBT)からのクレームを恐れた講談社側の意向で発売中止になった」と、3月15日のブログで述べていた。一方、LGBT団体の一つ「レインボー・アクション」は3月18日に声明を出し、「他の作品と比べて特段の問題があるとは思われません」として、過剰な自主規制をやめるように訴えていた。
「境界のないセカイ」は医療技術が進んだ未来社会を描いたラブコメディ。「性選択制度」で、18歳以上の国民が男女の性別を自由に選択できるようになっているという設定だ。高校3年生の勇次が、女性に性別変更した従兄弟の「啓ちゃん」への思いを募らせていく様子を描いている。
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