通信教育大手ベネッセコーポレーションの顧客情報が大量に漏洩(ろうえい)した問題で、流出したとみられる情報を名簿業者から購入したとされるジャストシステムは7月11日、購入した全てのデータを削除することを決めたと発表した。名簿データ購入時に、データの入手経路を確認していながら、データの出所が明らかになっていない状況で契約し、ダイレクトメールなどの発送に流用していたという。
ジャストシステムは、ベネッセコーポレーションから流出した情報だと認識して利用したという事実は一切ないとしているが、「企業としての道義的責任」を理由に、購入したデータの257万3068件全てを削除することを決めた。
ベネッセの顧客らで作る掲示板には、ジャストシステムからのDMについて、「ベネッセにしか登録していない住所の表記と同じ表記でDMが届いた」「ベネッセに登録していた名前の字体と同じ字体でDMが届いた」という書き込みが相次いでいた。ジャストシステムは7月9日から、購入したデータに該当する人へのDM発送は中止しているという。
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