禁止薬物で計156頭が出走取りやめ。JRAで異常事態

エサに含まれていた禁止薬物は「テオブロミン」。2日間で計983頭が出走を予定していたが、そのうち約16%が競走除外となった。
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競馬のイメージ写真
Stockbyte via Getty Images

日本中央競馬会(JRA)は6月15日から16日にかけて東京、阪神、函館の各競馬場で出走する馬のうち計156頭を競争から除外すると15日朝に発表した。禁止薬物を含んだエサを摂取した可能性があるからだという。

朝日新聞デジタルによると、中央競馬ではこの2日間で計983頭が出走を予定していたが、そのうち約16%が競走除外になった。過去に例のない異常事態だ。

問題の禁止薬物は「テオブロミン」。中央競馬の厩舎向けに販売された、餌に混ぜるサプリメントに含まれていた。チョコレートやココアなどにも含まれており、興奮作用があるという。

薬物の影響下にある可能性が否定できないことから、競馬施行規定により該当する馬を競走から除外した上で、中央競馬は開催されるという。

JRAの発表によると、15日土曜日の除外馬は東京13頭、阪神30頭、函館29頭の計72頭。リストが発表された。

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