子供の頃、ガンで片足を失ったパラリンピック選手ジョシュ・サンドキストは毎年、片足であることを活かしたユニークなハロウィンのコスチュームを披露しているが、今回は過去最高ともいえる出来栄えだ。
今回、サンドキストは、『美女と野獣』のルミエールに扮装した。
結果は、まさにディズニー・マジックだ。
「彼はディズニーで最も有名な一本足のキャラクターです(もちろんアリエルを除いてですが)」と、サンドキストは自身のサイトに記している。「だから、ずっとこのコスチュームを試してみたかったんです」
サンドキストの妻アシュレイ・ノーランは今回、ベルに扮装する予定だ。しかし、彼にはもう一人、ハロウィンで一緒に仮装してほしい人がいる。
やあ、バーニー・サンダース、私と一緒にハロウィンのカップルコスチュームを着てみないか?
サンドキストは2006年のトリノ・パラリンピックで、アメリカのスキーチームのメンバーとして競技に参加した。そして現在は、手足を失った人たちのサッカーチームのメンバーだ。彼は2冊の本も書いていて、2017年1月には3冊目の新刊が予定されている。サンドキストは、メンタルトレーニングの講師としても国中を巡っている。また、YouTubeのチャンネルを持ち、彼の動画は2700万回も視聴されている。
サンドキストの活動で最も有名なのが、この素晴らしいハロウィンコスチュームだろう。それは毎年クチコミで広がっている。
2016年のハロウィンコスチュームを明日シェアします! でもまず最初に、これまでのコスチュームをさっと振り返ります
失った脚をうまく利用している一方で、サンドキストは、自分は着たくないタイプのコスチュームもあったという。それは、鮫に襲われて犠牲となった人たちや、『モンティ・パイソンと聖杯』のブラックナイトのような、本当に手足を失った人たちを表現するコスチュームだ。
「そういうのも本当に楽しいコスチュームのアイデアですが、手足を失った人たちを表現するコスチュームは着たくありません」と、サンドキストはいう。「私は既に手足を失っているので、そのコスチュームを着る必要はありません」
彼はこうつけ加えた。
「ハロウィンは、自分が何か他のものになれる日です。自らの置かれた状況にクリエイティブにひとひねり加えて表現するコスチュームのアイデアを探します。独特な体型を持つ私にしか着られないコスチュームのアイデアが理想です」
彼の任務は完了だ。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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