過激派組織「イスラム国」が、ヨルダン人パイロットを殺害した報復に、ヨルダン空軍はイスラム国支配地域を空爆。2月5日、その模様を動画で公開した。パイロットの殺害以降、ヨルダン国内では「イスラム国」への反感が高まっており、動画は戦時プロパガンダのようだ。
ヨルダンのアブドラ国王はパイロットの遺族を弔問。遺族は「イスラム国」の壊滅を要請したという。国王自ら戦闘服を身につけ、写真撮影にも応じている。
首都アンマン(Amman)の政府関係者は、「ヨルダン空軍がイスラム国の拠点に対する攻撃を始めた」と述べた。また軍が出した声明によると、「ヨルダン空軍のイーグル戦闘機がきょう(5日)開始した」攻撃について、空軍参謀総長がアブドラ・ビン・フセイン国王(King Abdullah II)に報告したという。
国王は同日、パイロット殺害に対する国全体の悲しみと強い怒りを表すため、アンマンの南120キロにあるカラク(Karak)まで足を運び、遺族らを弔問した。遺族らは政府に対し、イスラム国の「壊滅」を要請している。
(ヨルダン軍がイスラム国を空爆、操縦士殺害受け 写真9枚 国際ニュース:AFPBB News 2015/02/06)
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