「ゲイだからオリンピックで負けた?」差別ツイートを、J.K.ローリングがバッサリ

何の根拠もないツイートに、ローリングは…。
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リオデジャネイロ・オリンピックに出場したイギリスの飛び込み選手トーマス・デーリーに対し、キリスト教系団体「クリスチャン・ボイス」が同性愛者を差別するようなコメントをし、批判を浴びている。

批判の口火を切ったのは、「ハリー・ポッター」シリーズの著者J.K.ローリングだ。

トーマス・デーリー選手はゲイであることを公表している。オリンピックの高飛び込みで決勝に進めなかった彼に対し、クリスチャンボイスはこうツイートをした。

「ゲイになったことは、トム・デーリーにとって得にはならなかったようだ」

この何の根拠もないツイートに対し、ローリングはこうコメントしている。

「この不快なツイート、バカらしすぎるから腹が立つのか、悪意にあふれているから腹が立つのかわかりません」

ローリングのツイートは、あっという間に広がり、大勢の人たちが彼女とゲーリー選手をサポートするツイートをし始めた。

「J.K.ローリング、アバダ・ケダブラ(死の呪文)を使ってもいいかも」

「僕はゲイだけど、リーマス・ルーピンが狼人間になったみたいに、ゲイになったというわけだ。バカらしすぎる」

「人間はゲイに変わるという考えと、それが飛び込みに影響するという考え。馬鹿げているに2票、悪意があるに1票。馬鹿げているが金メダルで、悪意があるが銀メダルだな」

「私は穏健な保守派の福音派牧師だけれど、このツイートには驚愕しました。一体何を考えているんだ?」

大勢の人から、ネットでの反発を受けたにもかかわらず、クリスチャン・ボイスは、自分たちが間違っているとは認めていない。むしろ、その後こんなツイートをしている。

「トム・デーリーがゲイになったのは、年上の男性に誘惑されたのが原因です」

「年上の男性」とはデーリーと婚約している、アメリカの脚本家ダスティン・ランス・ブラックのことだ。デーリーより20歳年上のブラックに誘惑されたからゲイになった、とこれまたなんの根拠もなく述べている。

一体なぜこんなツイートをし続けるのか。ハフポストUS版がクリスチャン・ボイスにコメントを求めている。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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