《大阪地震》震度6弱の地震 もし避難になったら? ペットの飼い主が知っておくべきこと

「愛猫がパニックになっている」の声も
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(写真はイメージ)
Getty Images

大阪北部で6月18日朝に起きた最大震度6弱の地震では、大阪府内を中心に各地で被害が出ている。

ペットを飼っている現地の人たちからは、Twitter上で「愛猫がパニックになっている」「猫たちが部屋の隅っこで今も警戒中」などの声が上がっている。ネット上では、迷子になったペットの情報を求める声も相次いでいる。

地震に備えて、ペットを飼っている人が日頃から準備しておくことは何だろうか。

東日本大震災では、多くの人が緊急避難を余儀なくされたため、自宅にとり残され、飼い主とはぐれたペットが放浪状態となった例が多く見られた。また飼い主とペットが一緒に避難できた場合も、多くの避難者が共同生活を送るため、ペットの取り扱いに苦慮する例も見られた。

あらためて、ペットを飼っている人が知っておくべき備えをまとめた。

地震が起きたら...ペットと同行避難

環境省によると、東日本大震災など大規模災害の経験から、飼い主とペットが同行避難することは合理的だと考えられている。

ペットの同行避難は、動物愛護の観点だけでなく、放浪動物による人への危害防止や生活環境の保全という視点においても必要とみなしている。

環境省のガイドラインによれば、飼い主責任による同行避難が前提であるが、自治体などによる支援、救護体制を整備することも重要だとしている。

行政のみで対応が困難な場合は、地方獣医師会、動物愛護推進員、ボランティア団体などとの連携も推奨している。

飼い主が普段からできること

とはいえ、慣れない同行避難のために普段から備えておくべきことがある。 避難所で共同生活をする場合は、動物が苦手な人、アレルギーを持っている人等への特別の配慮が求められると同時に、ペットにとっても大きなストレスとなる。

東日本大震災の時には、フィラリアなど伝染病の予防接種をしていないペットが問題になった。飼い主として、ペットの命に責任を持って対応する姿勢が必要だ。

【飼い主が行うべき対策例】

・ペットのしつけと健康管理(避難時に吠えないようにする、ケージに入れる訓練)

・ノミやダニの予防、伝染病の予防接種

・ペットが迷子にならないための対策(マイクロチップ等による所有者明示)

・ドッグフードやペット関連の衛生用品、避難用品、備蓄品の確保 ・避難所や避難ルートの確認等の準備

・ペットとの同行避難 ・避難所・仮設住宅におけるペットの飼育マナーの遵守と健康管理

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同行避難に備えたしつけを

万が一、同行避難となったときに備えて、普段からできることがある。ペットには、日頃から「ケージ」に慣れさせておき、人や他の動物にも怖がらないようにしつけもできるといいだろう。各種ワクチンの摂取や寄生虫の予防・駆除、不妊・去勢手術は大切だ。

以下に、犬や猫の場合を紹介する。

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Ministry of the Environment