大阪府北部で最大震度6弱の地震が発生したことを受けて、消費者庁が災害に便乗した悪徳商法に対する注意喚起をした。
大規模地震が発生すると、災害に便乗した悪質商法、修理・工事等に関する消費者トラブルが発生する傾向にあります。
不審な話や消費者トラブルで不安を感じたときは、消費生活相談窓口をご案内する消費者ホットライン「188」にお電話ください。https://t.co/XT0JpX0f7I
— 消費者庁 (@caa_shohishacho) 2018年6月18日
国民生活センターによると、地震・大雨などの大規模災害時には、それに便乗した悪質商法が多発。義援金詐欺の事例も報告されているという。
消費者庁などは、不審な話や勧誘でこまった際は消費者ホットライン「188」や警察の相談窓口(全国共通の短縮ダイヤル「#9110」に電話するよう呼びかけている。
国民生活センターが紹介している、過去の災害発生時に寄せられた相談事例は以下の通り。
■工事、建築
- 日に3~4 回訪問され、屋根の吹き替え工事契約を迫られた
- 屋根の無料点検後、このまま放置すると雨漏りすると言われ高額な契約をさせられた
- 豪雨で雨漏りし修理してもらったがさらにひどくなった
- 雪下ろし作業後に当初より高い金額を請求された
■寄付金、義援金
- ボランティアを名乗る女性から募金を求める不審な電話があった
- 市役所の者だと名乗る人が自宅に来訪し義援金を求められた
- 災害をきっかけ・口実にした勧誘トラブル
- 屋根の修理工事を火災保険の保険金の額で行うと言う業者が信用できない
- アンケートに答えたら補償金が受け取れると言われた
消費者へのアドバイスは?
■工事、建築
- 修理工事等の契約は慎重に
- 契約を迫られても、その場では決めないで
- 契約後でも、クーリング・オフができる場合がある
■寄付金、義援金
- 不審な電話はすぐに切り、来訪の申し出があっても断って
- 金銭を要求されても、決して支払わない
- 公的機関が、電話等で義援金を求めることはない
- 寄付をする際は、募っている団体等の活動状況や使途をよく確認