ジミ・ヘンドリックスの「Voodoo Child」が、素晴らしい演奏で1500年の時をさかのぼった。
演奏しているのは、韓国人ミュージシャンのルナさん。「伽耶琴(かやきん)」と呼ばれる、韓国独特の古楽器でロックだぜ。
伽耶琴は6世紀につくられた弦楽器で、中国の古筝、日本の琴、モンゴルのヤトガ、そしてベトナムのダン・チャインとつながりがある。
ルナさんによれば、伽耶琴は小さな部屋で演奏されるように設計されているため、音は小さめ。しかし、現代音楽を演奏するのが好きな彼女は、ギターやベース、ドラムのサウンドに合うよう、自分の伽耶琴を改造してしまった。クラウドファンディングプラットフォーム「Patreon」にルナさんは、「ボリュームと圧力を高めて新しい音程をつくり、音が持続するようにしました」とつづっている。
また「伝統的な楽器で現代音楽を演奏するのは簡単ではありません。最初に比べればだいぶ上達しましたが、まだまだ先は長いです」とも書いている。
2013年にYouTubeに投稿されたこの動画は最近になって注目を集めるようになり、再生回数は現在410万回にのぼる。
ルナさんはこの7年間、ヘンドリックス以外にも、エルヴィス・プレスリーや、デヴィッド・ボウイ、アデルなどの曲もカバーしている。
エルヴィス・プレスリー:ラヴ・ミー・テンダー
デヴィッド・ボウイ:スペイス・オディティ
アデル:ハロー
レディオヘッド:クリープ
レッド・ツェッペリン:天国への階段
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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