アメリカのジョン・F・ケネディ元大統領が1963年11月22日、遊説中のダラスで暗殺されてから54年が経った。
アメリカの歴史家マイケル・ベシュロス氏らはこの日に合わせて、実際に起きた出来事を、画像などとともにツイートで紹介した。べシュロス氏による実況投稿の一部を紹介しよう。
暗殺前日、ホテルのメモにケネディが描いたヨットの絵
暗殺当日、反ケネディ派が出した新聞の全面広告
ケネディは翌1964年11月の大統領選挙に向けて、選挙資金の寄付を求めるためにダラスでスピーチを行う予定だった。
暗殺当日、フォートワースのホテル前で演説するケネディ
ホテルの前には、大勢の人が詰めかけていた。
ホテルを後にするケネディ
この後、ダラスへ向かう。
ダラスでは、リムジンがケネディの到着を待つ
ダラスに到着したケネディ
大通りでは人々の歓迎を受けた
車列が立体橋をくぐる。そして...
この直後に、事件が起こった。
病院へ急行する車両
ひとりでエアフォースワンに乗るジャクリーン夫人
「ジャックに何をしたのか、見てほしい」
銃弾の返り血を浴びたスーツを着替えてはどうかとの提案を、ジャクリーン夫人は拒否した。
大統領暗殺が伝える新聞
実弟ロバート・F・ケネディー氏はその時...
弟は兄の暗殺を知った後、自宅で子供たちを慰めた。
エアフォースワンを後にする大統領の棺を載せた車
ワシントン近くの空軍基地に戻ってきたジャクリーン夫人
ケネディの棺もホワイトハウスに
用意されていたテキサスでのスピーチ原稿
演説されることのなかった原稿は、次の文章で締めくくられていた。
「問題が大きいときには、つまらないことで争わないようにしましょう。私たちの国が危機に瀕しているときには、私たちの間で争わないようにしましょう。
過去の遺産の中にある問題も、将来への希望も含めて、新しい信頼とともに立ち向かいましょう。そして、私たちが愛するこの祖国が、全ての人類を平和と豊かさの新しい国境に導くことになると、確信しましょう」