ジーターはFacebookの声明文で「20年間ずっと、最高のプレーをすることと、ヤンキースの勝利だけをめざしてきた」とした。しかし、「ケガに悩まされてから、今まで楽しみながらできたことが苦しみに変わった」とし、さらに「2014年がプロとして野球をプレーする最後のシーズンになる」「もう一度、世界一になりたい」などと記している。引退後は、ビジネスや慈善事業などを人生の新たな目標として進みたいとし、「世界を見てみたいし、夏休みも取ってみたい」と述べている。
スポーツニッポンは次の通り報じている。
ジーターは12年10月に左足首を骨折、、その後も右太腿、右ふくらはぎを痛め、昨季はわずか17試合の出場で打率1割9分、1本塁打に終わったため「昨年は自分にとって苦しいシーズンだった」と説明。「野球が仕事のように感じようになった時が、次に進む時なのだろう」と、1カ月ほど前に引退を決意したと明かした。
(中略)
ヤンキースのハル・スタインブレナー共同オーナーは、この時期に引退表明をした理由を「今朝、デレクから連絡があった。今、表明することで、ファンが彼にお別れを言う機会ができる」と説明した。
(スポニチ「ジーターが今季限りでの引退表明「次に進む時」、通算3316安打」より 2014/02/13 08:57)
ジーターは1995年のデビュー以来、ヤンキース一筋。5度のワールドシリーズ制覇に貢献し、オールスター戦には13度選出された。通算3316安打は現役最多で、甘いマスクで「貴公子」と呼ばれた。
松井秀喜氏とも親交が深く、イチロー選手はヤンキースの同僚だ。チームには、今季から田中将大投手が加わる。
甘いマスクで「貴公子」と評されるチームの看板選手。俊足巧打で上位打線を長年担い、守備でも幾度も見せ場をつくった。1998~2000年の3連覇を含む5度のワールドシリーズ優勝を、いずれも主力として支えた。同僚のイチローは「(いるだけで)空気ががらっと変わる」とその存在感の大きさを口にする。ヤンキースで7年プレーした松井秀喜氏とも親交が深かった。
ヤンキースは12年に捕手のポサダが現役を退き、昨季限りで先発のペティットと抑え役のリベラが引退。90年代後半からの躍進を支えた中核選手として残っていたジーターの引退は、一つの時代の終わりを印象付ける。「この20年、ヤンキースの勝利に貢献することに集中してきた。もう1度優勝の手助けをしたい」とジーター。田中が大型契約で入団した今季、華やかな現役生活の最後を飾ることができるか。
(時事ドットコム「相次ぐ故障で引き際決断=ジーター、花道飾れるか-米大リーグ・ヤンキース」より 2014/02/13 09:43)
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