平昌オリンピック最終日(2月25日)にあったフィギュアスケートのエキシビションで、男子シングル銅メダリストのハビエル・フェルナンデス選手(26)が、スーパーマンのような格好をしたり、水をかけられたりするなどのコミカルな演技で会場の爆笑を誘った。
フェルナンデス選手は「Aerobics Class(エアロビクスの授業)」という曲にのって滑走。長ズボンにパーカーというスポーティーな格好だったが、ほどなくしてそれを素早く脱ぎ捨てると、黄色いタンクトップに赤い短パンとマントという出で立ちに早変わりした。
まるでアメリカの人気ヒーロー「スーパーマン」に似ているが、胸元にはスーパーマンのトレードマーク「S」ではなく、自身の名前ハビエルの頭文字「J」がプリント。「ハビエルマン」になったフェルナンデス選手は両手を伸ばして空を飛ぶ仕草をするなど、会場から笑いを誘った。
わざと転倒するシーンでは、リンクに寝そべったハビエルに、アイスダンスのルカ・ラノッテ選手(32)=イタリア=がバケツで水を浴びせかけた。会場はさらに盛り上がった。
コミカルな演技とはいえ、フェルナンデス選手はジャンプやエアロビクスの動作を真似た華麗なステップも披露。完成度の高い技に観客らはどよめいた。
Twitterでもフェルナンデス選手の渾身の演技に対し、「楽しかった」「最高」などの反応が相次いだ。
NHKはTwitterでフェルナンデス選手の演技を動画で紹介している。