京都の鴨川にオオサンショウウオ。大雨による増水で流されてきたか(動画)

発見者がツイートし、反響広がる
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mrchiluo/Twitter

京都市中心部の鴨川で7月4日、オオサンショウウオがいるのを通行人の男性(25)=京都市=が見つけた。男性が写真を撮り、Twitterに投稿したところ、大きな反響を呼んでいる。

オオサンショウウオは世界最大の両生類で、国の特別天然記念物に指定されるなど珍しい生き物。

男性によると、目撃したのは京都市上京区で、この日午前9時ごろ、出勤のため近くにある京阪電鉄の出町柳駅に向かっていたところ、川の土手に大きなものがあることに気づいた。

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近づいてみると、オオサンショウウオだった。川から土手にはい出るような状態だったという。男性はオオサンショウウオを保護してもらおうと警察に連絡。警察官は正午ごろに現場に駆けつけたが、すでにオオサンショウウオは見当たらなかったという。

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男性はスマートフォンでオオサンショウウオを撮影し、Twitterに投稿。すると、5万超リツイートされ、約15万の「いいね」が押されている。

鴨川は前日からの大雨で増水し、現場も濁流のようになっていた。男性は普段、現場付近でオオサンショウウオを見たことはないという。

「昨晩からかなり雨が降っていたので鴨川の水位がかなり上がってました。多分上流のほうにいたオオサンショウウオがそれで流されたのだと思います」。男性はそう話した。

同じころ、別の京都市の男性(43)もオオサンショウウオを目撃し、動画で撮影。Twitterに投稿した。

男性は夜勤を終えて帰宅していたところ、橋の上からオオサンショウウオを見つけたという。男性は「子供のころ、よく賀茂川で見かけましたし、小学生のときには通学路にあった料理店のいけすにたくさんいるのを見ていましたので、驚きはなかったです。私にとっては身近な生き物です」と話した。

京都府内では6日午前11時現在、大雨による土砂災害などの危険が高まっているとして、各地で避難指示や避難勧告などが出されている。