次世代の党は12月21日の議員総会で、党名を「日本のこころを大切にする党」に変更することを決めた。中山恭子代表は総会後に会見を開き、「穏やかさや誠実さ、良心など、日本人が誰でも持っている精神が欠けつつある」と、党名「日本のこころ」を入れた狙いを説明した。時事ドットコムなどが報じた。
中野正志幹事長は会見で「国政選挙でも地方選挙でも次世代の党名が受け入れられなかった厳しい現実がある。党名を一新して新しい気持ちで臨むしかない」と述べた。
党名変更をめぐっては江口克彦参院議員が「独断強行に進められている事態は民主主義の党運営に反する」と反対し、18日に離党している。
■日本維新の会 → 次世代の党 → 日本のこころを大切にする党
次世代の党は、所属国会議員がわずか4人と党勢が低迷している。「日本維新の会」から石原慎太郎・元都知事を支持する保守志向の強いグループが分党して2014年8月に設立。このときには衆参22人が参加していた。
しかし、同年の衆院選で19議席から2議席に減らす惨敗。当選したのは平沼赳夫党首と園田博之氏だけだったが、2人とも10月に自民党に復党していた。
現在の参加メンバーは、いずれも参院議員。中山恭子代表、中野正志幹事長、和田政宗氏、浜田和幸氏となっている。所属議員4人では、政党要件の「5人以上」を割るが、2014年の衆院選比例代表で「得票率2%以上」の要件を満たしており、政党として存続する。
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