世の女性たちへ この1月、ムダ毛処理をやめてみよう

肌を見せないこの冬、体毛ごと自分を愛してあげよう
|

世界各国では近年、11月がMovember(モーベンバー:11月=Novemberと口ひげ=Mustacheの造語)として男性の健康問題への関心を高める月間となっている。ここで紹介するキャンペーンは1月のJanuhairy(ジャヌヘアリー:1月=Januaryと毛深い=Hairyの造語)。女性が体毛を伸ばし自身をそのまま愛する事を啓蒙し、チャリティーへの寄付を募る、新たな運動だ。

この"ジャヌヘアリー"キャンペーンは、イギリスのローラ・ジャクソンさん(21歳)が始めた、女性にわきや足などのムダ毛処理をやめる事を推奨する。

ジャクソンさんは、女性が常にムダ毛処理を強いられるのではなく、自然のままの自分を愛し受け入れるあり方が望ましいと考えている。肌の露出が少ない冬の今こそ、チャレンジしやすい。

このキャンペーンは、大学3年生のジャクソンさんが、演劇公演の為に体毛を伸ばした事がきっかけ。その時彼女は「いつもより自由と自信を感じました」とBBCに話した。

しかし、周りからはあまりポジティブな反響は得られず、社会にムダ毛が受け入れられるにはまだまだ長い道のりがある、と感じたという。

その事がきっかけで今回のキャンペーンを提案。タブー視されるムダ毛に関心を向けるだけでなく、若者にボディイメージについて教育するチャリティ団体、Body Gossip(ボディ・ゴシップ)への寄付金も募っている。

ジャヌヘアリーの公式インスタグラムでジャクソンさんは、「私たちがお互いをそのまま受け入れるには、まだまだいろんな取り組みが必要だと気づきました。ーー困難もありましたが、女性のムダ毛がタブー視されている現状を良く理解できました」と語る。

ジャクソンさんは家族へ説明した時の事を、「私が初めに体毛を伸ばし始めた時、母は『怠けてるだけ?それとも何か意味があるの?』」と聞きました。なぜムダ毛処理をしないだけで怠け者扱いされるの?意味がなくちゃいけないの?」と振り返ります。

今となっては母親はジャクソンさんの1番のサポーターで、ジャヌヘアリーに参加し体毛を伸ばし中とのこと。

キャンペーンはイギリス国内だけでなく、アメリカ、カナダ、スペイン、ドイツやロシアなど世界中から支持を得ているそう。

カリフォルニア出身のリラ・ボシェットさん(21歳)はBBCに「良い時も悪い時もあると思うし、気まずい気持ちになる時もあるでしょう。でもどうなるか楽しみです。ー 私はよく剃るのを忘れるんですが、自ら剃らないようにする事が楽しみです。」と語った。

ハフポストUK版の記事を翻訳、編集しました。