サッカー・イングランドのプレミアリーグ、レスター・シティに所属するFWジェイミー・ヴァーディーが8月9日、人種差別用語にあたる「ジャップ」を連呼したとして、謝罪のコメントを発表した。BBCが伝えた。
レスターには日本代表FW岡崎慎司が所属している。
イギリスの大衆紙サンによると、ヴァーディーは7月26日未明、レスターにあるカジノでポーカーをしている最中、店に入ってきたアジア系とみられる客に、「あっちへ行け、ジャップ」と数回叫んだ。サンが公開した動画には、ヴァーディーが「ジャップ」と叫んで立ち上がり、チームメートに制止される場面が映っている。「ジャップ」は「Japanese」の短縮語だが、第2次世界大戦中は日本人に対する蔑称として使われた。
ヴァーディーはサンの取材に対し「私の起こした行為について心から謝罪します。反省すべき間違いであり、責任はすべて自分にあります。期待を裏切る行為をしてしまったと認識しています」と述べた。
レスター・シティの広報担当者は「選手たちにはピッチの内外で最高の規範が求められ、それは地域社会で模範となるべきものだ」として、ヴァーディーの発言についての内部調査を始めることを明らかにした。
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