「こんなものを信じないで」ジャミーラ・ジャミール、画像編集のやりすぎに怒り

「私の腕はこんなに細くない。肌の色はもっと濃い。こんな編集をするから…」
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イギリス人でアメリカで活動する俳優、ジャミーラ・ジャミールが3月7日、Twitterに投稿したポートレートが反響を呼んでいる。写真は画像編集されたもので「こんなものを信じないで」と訴えている。

ヒョウ柄のドレスを着てポーズをとる写真に、ジャミールは次のようなコメントを書き込んでいる。

胸のストレッチマークはどこへいったの?

私の腕はこんなに細くない。

肌の色はもっと濃い。

こんな編集をするから、女性は自分のノーマルなひざを嫌いになってしまう。

私のひざはこんな風じゃなくて、もっとヴァギナっぽい。それで全然問題なし。

くるぶしまで編集されてる!私のくるぶしの何かがダメだと思われたの?

Ps. 私はこんな外見じゃない。これは死ぬほど編集されている

こんなものを信じないで。

写真の撮影目的については触れていないが、「かなり編集されていて驚愕した」というジャミール。

「なぜこんな編集をするんだろう? こういう写真を見たら、精神的にすごく落ち込む。この写真のような人間にならなきゃいけないと思ってしまう」とコメントする。

10代の頃に摂食障害に苦しんだ過去を持つジャミールは、SNSなどでボディ・ポジティブなメッセージを発信し続けている。そして見た目を大幅に変えるような画像編集に警鐘を鳴らす。

BBCのインタビューでジャミールは次のように指摘する。

「画像編集はすごく問題があると思っています。特に女性にとっては、武器のような存在になっています」

「私たちが気づいているより、ずっとたくさん問題を引き起こしている。だけどメディアやカルチャーや社会によって、(問題が)見えなくなってしまっています」

「私は10代の時に摂食障害に苦しみました。だから雑誌に載っている“完璧”なイメージが、どれほどダメージを引き起こすかを知っています」

写真が加工されていてもほとんどの人は気づかず、写真のようになろうとして苦しむとジャミールは説明する。

ジャミールの投稿は現時点で6万1000以上いいね!され、共感や自分の体が好きになれないという不安など、多くのコメントが寄せられている。

「私の膝は(ライオンキングの)シンバのよう。だけど私は気に入ってる」

 「10代の頃、自分の膝がうつった写真をみて『醜いモンスターみたい』って思った。画像加工されたモデルの膝のようじゃなかったから」

「胸のストレッチマークのことを読んで、こんなに勇気付けられたのは初めて。私の胸にも、12歳の時からストレッチマークがある。ずっと嫌いだった。どうしても克服できないんです」