ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が6月21日、37歳で女児を出産した。
アーダーン首相は、自身のInstagramに生まれたばかりの我が子とパートナーの男性との3ショットの写真を投稿。現地時間午後4時45分に、体重3310グラムの健康な子どもを授かったことを報告した。
「みなさま、心遣いありがとうございます。母子ともに健康です。オークランドシティ病院の素晴らしい医療チームに感謝します」とつづった。
アーダーン首相は6週間の産休を取得する予定で、その間、ピーターズ副首相が首相代行を務める。
アーダーン首相は出産を間近に控えた6月10日、仕事との両立に対する心境を、トーク番組の中で次のように語っていた。
「私が強く意識しているのは、すべての女性がスーパーヒューマン、あるいはスーパーウーマンであるべきだ、という間違った印象は与えたくないということです。私が今、自分がやるべきことをこなせているのは、ものすごく多くのサポートをしてもらっているからなんです。実際、私はかなり特別だと思う。だから、私は(スーパーヒューマンの)いい例みたいになりたくはない。だって(両立は)全然簡単ではなく、私は本当にラッキーだと思っているから」
BBCによると、選挙で選ばれた国のリーダーが任期中に出産するのは、パキスタンのベナジル・ブット元首相に次いで、史上2例目という。ブット氏は首相だった1990年に女児を出産している。