俳優の高橋一生さんがミュージシャンの浜野謙太さんや東京スカパラダイスオーケストラとコラボした「氷結(R)専用ICEBOX」のCMとWEBムービーが6月27日、公開された。勢いよくブルースハープをソロ演奏する高橋さんの姿に、情報解禁早々ネット上では「かっこよすぎる」といった悲鳴ともとれる声が続出した。
高橋さんがブルースハープを吹き、浜野さんはトロンボーンの演奏と軽快なダンスを披露。楽曲は東京スカパラダイスオーケストラの『Paradise Has No Border』。何度も見たくなる極上のコラボレーションだ。
映像が公開されると、Twitter上では「氷結の高橋一生やばい」「今日の昼休みはただただ『高橋一生がかっこいい※ソース:氷結のCM』という話をしていた」など、高橋さんの新たな一面に魅了される声が続出した。
■キリンビールの狙いは...?
キリンビールは、2017年から高橋さんを起用した「氷結」のCMやプロモーションを展開している。3月には、「旅する氷結」のプロモーションの一環として高橋さんの期間限定Instagramアカウントが開設され、約2週間でフォロワー48万人を集めた。(現在のフォロワー数は約60万人)
もともと役者として長いキャリアを持つ高橋さんだが、2015年ごろから人気が沸騰。2017年にはエンタメニュースサイトのORICON NEWSが実施した「2017年上半期のブレイク俳優ランキング」で圧倒的な票数で第1位に選ばれた。
1月から3月に放送されたTBS火曜10時枠のドラマ『カルテット』で演じたヴィオラ奏者の姿も記憶に新しい。放送期間中は、高橋さんが劇中で見せるちょっとした仕草なども事細かにTwitterなどで取り上げられ、多くの反響を呼んだ。
キリンビールは、これまでも「氷結」のCMで東京スカパラダイスオーケストラに"予想外"の人物が一時加入するコラボレーションを実現させてきた。2016年にはお笑い芸人の志村けんさん、タレントで東京海洋大学名誉博士のさかなクンが華麗なコラボを果たし、意外すぎる組み合わせに驚きの声が続出した。
また、アイドルグループSMAPの解散直後には、元メンバーの中居正広さんが「あたらしくいこう」というコピーとともに野球のバットを思い切りフルスイングするCMも打ち出した。
このように、話題性の高い広告キャンペーンを展開しているキリンビール。今回高橋さんを起用した理由や狙いなどについて、広報担当者に問い合わせた。
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——今回も「氷結」の広告、解禁早々話題になっています。特に女性たちの間で高橋一生さんのかっこよさに悲鳴をあげる方が続出しているようです。高橋一生さんを起用された理由は何なのでしょうか?
「あたらしくいこう」シリーズでは、人にはいろいろな顔がある、チューハイを飲んで自分を解放し、意外で魅力的な一面を見せて楽しもう、というメッセージを出演者の方を通じて発信したいと思っています。
夏キャンペーンに登場いただく方を探す中で、「旅する氷結」CMにもご出演くださった高橋一生さんがたくさんの趣味をお持ちで、ブルースハープも嗜まれていると知り、まさにさまざまな自分を楽しんでいらっしゃる方だと考えて、お願いいたしました。
——今回のCMで高橋一生さんはブルースハープを演奏されています。高橋一生さんと楽器といえば、『カルテット』でヴィオラ奏者を演じていた記憶が新しいです。今回のCMは、楽器を演奏する高橋一生さんの姿を撮って魅力を引き出そうといった狙いなどがあったのでしょうか...?
ブルースハープもご趣味のひとつ、と知った時点で、東京スカパラダイスオーケストラの方々との共演を通じて、座って演奏するヴィオラ奏者を演じたのとはまた違う、アクティブなパフォーマンスの高橋さんを魅力的に見せられるのではないか、それは、他に演じていらっしゃる役柄の中でも見たことのない、「あたらしい」高橋さんの一面になるのではないか、と考えました。
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今後も高橋さんを起用していく広告キャンペーンを展開していく予定かという問いに対しては「お答えできない」とのことだった。