イソジンうがい薬、明治からシオノギへ 「カバくん」はどうなる?

「イソジン」の名前で知られる明治のうがい薬を2016年4月から塩野義製薬が売ることになった。明治が国内でつくって売る権利を失うためだ。
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「イソジン」の名前で有名な明治のうがい薬を、2016年4月からは塩野義製薬(シオノギ)が売ることになった。国内でつくって売る権利を持っている明治と、商標を持つアメリカ系の製薬会社ムンディファーマの契約が切れ、シオノギがイソジンブランドの一般医薬品の独占的な販売契約を結んだためだ。SankeiBizなどが伝えた。

1985年にイソジンのテレビCMに登場し、包装にも使われているキャラクター「カバくん」は、明治が継続使用する。来年4月に明治が発売する同じ有効成分のうがい薬など12製品の容器などに登場するという。明治の担当者は「今後もカバくんのことを愛してほしい」と話した。

来春からはムンディファーマが製品の開発や製造を担い、塩野義の子会社「シオノギヘルスケア」がイソジンのうがい薬や傷薬、手洗い剤などを販売する。価格は未定。

 

うがい薬「イソジン」、塩野義が販売へ カバくんは明治が継続使用 - SankeiBiz より 2015/12/09 19:47)

シオノギもカバを使ったキャラをつくる方向で検討しており、店頭で「カバ対決」が始まる可能性もある

イソジンは1961年以来、明治製菓(現明治)が医療用の殺菌消毒薬として売り出した。イソジンの売上高は2001年のピーク時に約100億円あったが、近年は安い競合品などに押されて半分以下に低迷していた。

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