航空自衛隊の入間基地(埼玉県狭山市)で11月3日、入間航空祭が開催された。首都近郊で開催される航空祭としては最大規模のもの。今年は航空自衛隊の広報部門を題材としたテレビドラマ「空飛ぶ広報室」がTBS系で放送されたこともあり、過去最多の32万人の観客で賑わった。基地がある狭山市の人口が約15万人なので、住民の2倍以上が来訪した計算だ。
ショーの目玉となったのは、航空自衛隊の松島基地に所属する曲芸飛行チーム「ブルーインパルス」。青い塗装が施されたT-4練習機によるアクロバット飛行は、1機が機体故障のため5機編隊だったものの、背面飛行や急下降、宙返りなどの演技を次々と披露した。「煙がすごい!」「あんなことして墜落しないの!?」と歓声が飛び交う。しかし、空に煙でハートの字が描かれて佳境に入ってきたところで、近隣でドクターヘリが飛行していたため演技中止に。観衆が「えっ、いいところだったのに」と、ため息をつく一幕もあった。
都内から訪れた30代の女性会社員は「ドラマの『空飛ぶ広報室』を見てから航空自衛隊に興味を持つようになって、各地の航空祭をハシゴしています。やっぱり、ブルーインパルスはすごいです」と興奮した様子で話していた。
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