オバマ大統領がイラクでの軍事攻撃の可能性に言及

イスラム教スンニ派の過激派武装組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」がイラク北部で勢力を拡大していることについて、オバマ米大統領は12日、米軍による攻撃の可能性も排除しないと明言した。
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Reuters

イスラム教スンニ派の過激派武装組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」がイラク北部で勢力を拡大していることについて、オバマ米大統領は12日、米軍による攻撃の可能性も排除しないと明言した。

こうしたなか、クルド部隊は、混乱に乗じて油田都市キルクークを掌握。同部隊の報道官は「イラク軍は現在、キルクークに残っていない」と述べた。クルド人は自治区外のキルクークを歴史的な首都とみなしている。

空爆を検討しているかとの質問に対し、オバマ大統領は「すべて(の可能性)を排除しない。当該聖戦主義者らがイラクもしくはシリアで永久に足場を築かないようにすることがわれわれのためだからだ」と語り、イラク指導部への支援として「あらゆる選択肢」を検討していることを明らかにした。

ただ、その後当局者らは、地上部隊の派遣はないと強調した。

北部の都市モスルでは、ISILがイラク軍から獲得した米軍用車両でパレードを実施。目撃者によると、パレードでは上空にヘリコプター2機が飛行していた。キルクークに近い都市バイジでは、暴徒がイラク最大の製油所を包囲した。

一方、北海ブレント原油先物

同国の主要な原油輸出施設は南部にあり、ルアイビ・イラク石油相は「非常に、非常に安全だ」としている。

*内容を追加して再送します。[バグダッド/アルビル 12日 ロイター]

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