イラクの首都バグダッドとその近郊で6月9日朝、2件の自爆テロが相次ぎ、これまでに一般市民を含む30人が死亡した。過激派組織IS(イスラム国)が犯行を認める声明を出した。BBCなどが報じた。
最初の自爆テロはバグダッドのシーア派地区の商業地域で発生し、19人が死亡した。2回目の爆発は、バグダッド北部のタジにある軍の検問所で起き、兵士を含む11人が死亡した。
アルジャジーラによると、ISがネット上で犯行声明を出し、軍の拠点とシーア派の民兵が集まる場所を狙ったことを明らかにした。
イラクではISが支配下に置く中部の都市ファルージャの奪還に向けて、政府軍が5月から軍事作戦を開始し、シーア派民兵も協力している。また、同様にISが支配しているイラク第2の都市モスルについても、政府軍は2016年内の奪還を目指して部隊を強化している。
Khalid Al Mousily / Reuters
ASSOCIATED PRESS
Anadolu Agency via Getty Images
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