まさか、太平洋上空高度1万メートルで「博多一風堂」のラーメンを食べられる日が来るとは…。とはいっても、ANA国際線ファーストクラスもしくはビジネスクラスに搭乗した場合の話だが。
産経新聞は20日付けのデジタル版で以下のように伝えている。
全日本空輸は20日、人気ラーメン店チェーン「博多一風堂」が企画した機内食を提供すると発表した。6月1日から、国際線のファーストクラスとビジネスクラスで軽食用に提供する。米ニューヨークなどに出店し、海外でも人気の博多一風堂と組むことで、機内食目当ての乗客獲得など狙う。
(産経新聞デジタル 2013.5.20 17:48)
ANAが20日に発表したプレスリリースによると、「博多一風堂」(以下、一風堂)が企画・監修するラーメンの味は二種類。残念ながら「赤丸・白丸」ではなく、醤油味ととんこつ味となっている。日本発着のアメリカ路線(ホノルル線除く)では醤油ラーメンの「ふるさと」、同じくヨーロッパ路線ではとんこつラーメンの「そらとん」を楽しめるという。
一風堂は08年、海外1号店となるニューヨーク店をオープン。その後、中国や韓国、オーストラリアなどアジア・太平洋地域を中心に積極的に海外進出をしている。世界的に有名なレストランガイド「ザガット」ニューヨーク版の「ヌードル」部門でも、11、12年と2年連続でベスト3に入った。
■ツイッターでも話題に
という期待の一方で、熱々のスープを心配する声も。
機内食のメニューに一風堂のラーメンが加わるのは一ファンとしてうれしいことだが、若干の危惧もある。エコノミークラスに乗った時、機体前方から漂ってくるあの香りの誘惑に耐えられるかどうかだ。いや、それも一風堂の戦略なのかもしれない。
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