iPhone 6 や iOS 8 の不具合などでアップル株急落

iOS8や曲がる現象、WiFi電波が弱いなど、新発売されたiPhone6の不具合でアップル株が急落している。
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Reuters

米アップル

アップデート版「iOS 8.0.1」に関して寄せられた報告は、ダウンロードした後に電話がかけられなくなった、あるいは指紋認証機能「Touch ID」が作動しなくなったという内容。

アップルは問題を修正し、今後数日で「iOS 8.0.2」をリリースする。それまでの間、アップデート前のバージョンを再インストールするよう利用者に促している。

再インストール後、ヘルス関係のアプリは機能しないが、iOS 8.0.2で修正するという。

同日の米ナスダック市場で、アップル株は商いを伴って、一時およそ4%安の97.72ドルまで売られた。この時点で、今月9日に新型アイフォーンを発表して以降の上げがすべて帳消しとなったほか、時価総額は約240億ドル吹き飛んだ。

JMP証券のアナリスト、アレックス・ゴーナ氏は「この問題もいずれは過ぎるだろうが、ミスは積み重なっていく」と指摘。「アップルにとってこれでゲームオーバーではないが、看過する訳にはいかない」と指摘した。

記録的な売り上げとなった新機種だが、この他にも本体が曲がるなどの苦情がすでに噴出している。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、アイフォーン6プラスが曲がったとして、顧客9人がアップルに連絡した。

アップル製品のみを取り上げるウエブサイト「カルト・オブ・マック」によると、2013年にアイフォーン5、アイフォーン5Sでも曲がったとのケースが報告されている。

さらにタイム誌は今週、無線LAN「WiFi(ワイファイ)」の電波が弱く、バッテリーライフの低下を訴える声なども一部ユーザーから上がったと、伝えている。

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