マイクロソフトが iPad版のMicrosoft Office アプリ群 Office for iPad を正式に発表しました。含まれるアプリは Word, Excel, PowerPoint。
いずれもApp Store から無料でダウンロードでき、Office文書の参照やプレゼンの再生はできますが、編集や新規作成にはクラウド版Office こと Office 365 への加入が必要です。
マイクロソフトは2013年の夏に、 iPhone 向けの純正Office アプリである Office Mobile for Office 365 subscribers をすでにリリースしていました。(現在は Office Mobile として国内でも無料ダウンロード提供中)
iPhone用の Office Mobile は画面にあわせて機能も少なく、あくまで「本物のOfficeのお供」的なコンパニオンアプリだったのに対して、iPad 版はフル機能といって良い機能を備え、マイクロソフトも「iPadのためにデザインされた、まごうかたなきOffice」と表現しています。
マイクロソフトいわく、Office for iPad は新しいマイクロソフトのMobile First, Cloud First 戦略を体現するアプリ。謳い文句は「好まれる要素をそのままに、iPad上で再創造された Office」「ルック&フィールはそのままに、iPadのために一から開発された素晴らしいタッチ機能に対応」など。
また公式プロモーション動画でも「iPad用の本物の Office アプリが登場!」と、コンパニオンでも互換ソフトでもない本物のOfficeそのものであることをアピールしています。
Office for iPad (Word, Excel, PowerPoint) は iOS 7以降の iPad に対応。日本語を含む29言語をサポートし、本日より日本を含まない世界135の国や地域で配信します。
なお、フル機能ではないコンパニオンアプリにあたる Office Mobile のほうは、iPhone / Android スマートフォン用に日本の App Store や Google Play でも無料でダウンロードできるようになりました。こちらは個人ならば Office 365 のサブスクリプション不要で、Word / Excel 文書の作成や簡単な編集にも対応します。
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(2014年3月28日Engadget日本版「マイクロソフトが iPad版Officeを無料配信。Word, Excel, PowerPoint対応、編集はOffice 365加入者限定」より転載)